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8月8日

投資被害について

ニューヨークダウ22ドル安、追加利下げへの期待が強まる

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は22.45ドル安の26007.07、ナスダックは29.56ポイント高の7862.83で取引を終了した。米中対立の長期化を受けて、ニュージーランドやタイ、インドの中央銀行が相次いで利下げを実施し、リスク回避の動きも強まり米長期金利が低下した。世界経済の鈍化懸念から売りが先行し、ダウ平均は一時500ドルを超す下落となったものの、シカゴ連銀総裁が追加利下げの必要性を示唆すると下げ幅を縮小した。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円27銭で引けた

世界経済が景気後退入りするとの警戒感に追加利下げ観測を受けたドル売り、リスク回避の円買いが再び活発となった。その後、米中対立が激化する中、9月に貿易協議が開催される予定であることが報じられると、警戒感は後退。ドルを買い戻す動きが広がった。


ニューヨーク原油先物9月限は大幅続落、原油9月限終値は51.09ドル、1.06ドル安

米中貿易戦争の激化で景気減速や石油需要の下振れが警戒されているほか、米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫が市場予想に反して増加したことが重しとなった。

米エネルギー情報局週報では製油所稼働率が96.4%まで拡大し、今年の夏の最高水準を記録したものの、米原油生産量が日量1230万バレルまで回復したことや、米原油輸出量が同186万5000バレルまで減少したことから原油在庫が増加した。石油製品需要は日量2148万1000バレルと引き続き堅調だが、製油所が増産体制に入ったことで石油製品の在庫も積み上がっている。


ニューヨーク金先物12月限は大幅続伸、金12月限終値は1519.60ドル、35.40ドル高

中国人民銀行が1ドル=6.9996人民元とし、人民元下落に対する懸念からドル安に振れたことを受けて堅調となった。また中国が米国への報復措置でレアアースを利用する可能性から貿易戦争に対する懸念が強い。一方、ニュージーランドやインドが利下げを決定したことや弱いドイツの経済指標を受けて各国の国債が買われた。