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8月9日

投資被害について

ニューヨークダウ371ドル高、中国の経済指標を好感

米国株式相場は上昇

ダウ平均は371.12ドル高の26378.19、ナスダックは176.33ポイント高の8039.16で取引を終了した。中国の7月貿易収支で輸出が予想外に増加し、世界経済減速への懸念緩和から買いが先行。中国人民銀行が人民元売買の基準値を予想よりも元高に設定したほか、主要国での長期金利低下が一服したことから、一部銘柄に買い戻しが広がった。投資家心理が改善し、終日大幅上昇となった。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円07銭で引けた

良好な米国の雇用関連指標、予想を上回った中国の輸出、世界の債券利回りの低下が一段落したため投資家心理が改善。米債利回りの上昇や株高に連れ、ドル買い・円売りが優勢で始まった。その後、引けにかけ、債券利回りが再び低下に転じたためドル買いが後退した。


ニューヨーク原油先物9月限は反発、原油9月限終値は51.09ドル、2.54ドル安

石油輸出国機構の舵取り役であるサウジアラビアが原油安を阻止する対応を検討していると伝わったほか、米国が中国を為替操作国に認定した後、オフショア人民元の下げが一巡しており、中国当局が米国の反感を高めないように人民元安を抑制するとの期待感が高まっている。先週、米国が対中関税の強化を発表し、今週に入って中国を為替操作国に認定したものの、中国が今のところ目立った報復措置を発表していないことも、米中貿易戦争の激化懸念を和らげている。

ブルームバーグの報道によると、サウジ当局者は原油安について他の産油国と電話協議を行った。主要産油国は原油安を阻止する構えで、すべての選択肢を検討しているという。また、顧客の需要は強いものの、サウジは8月、9月と原油輸出量を日量700万バレル未満で維持する方針とも伝わっている。

7月の中国の原油輸入量が前年比14%増の日量966万バレルとなったことも支援要因。精油マージンの改善が輸入量を押し上げた。年初からの7月までの原油輸入量は日量で約984万バレルで、前年同時期を9.5%ほど上回って推移している。


ニューヨーク金先物12月限は反落、金12月限終値は1509.50ドル、10.10ドル安

中国人民銀行が人民元の対ドル基準値を1ドル=7.0039元に設定し、人民元安定の見方を受けてドル安が一服した。予想以上の中国の輸出統計も金の圧迫要因になった。ただトランプ米大統領が、ドル高に対する不満を再表明し、米連邦準備理事会の金融政策が製造業に悪影響を及ぼしていると改めて批判すると、押し目をかわれた。