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8月22日

投資被害について

ニューヨークダウ240ドル高、良好な小売決算を好感

米国株式相場は上昇

ダウ平均は240.29ドル高の26202.73、ナスダックは71.65ポイント高の8020.21で取引を終了した。欧州株が全面高となり、複数の小売企業決算が好感され買いが先行。連邦公開市場委員会議事録では、大方の予想通り、大半の当局者が利下げを低調なインフレや貿易摩擦問題の先行き不透明感による下方リスクに対する保険と認識しており、長期にわたる利下げ開始を意味するものではないことが示された。一方で、政策変更への柔軟性を持ち続けることでも一致した。発表後の株価に大きな変動はなく、終日堅調推移となった。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円61銭で引けた

ポンド・円絡みのドル売りに弱含んだのち、米国の7月中古住宅販売件数が予想を上回ったほか、米連邦準備制度理事会が公表した7月の連邦公開市場委員会議事録が市場の予想ほどハト派色が強まらず、積極的な利下げ予測が後退。米債利回りの上昇でドルの買い戻しが優勢となった。


ニューヨーク原油先物10月限は弱含み、原油10月限終値は55.68ドル、0.45ドル安

米国の時間帯午前までは、米株高に追随する形で戻り高値を更新する展開となっていたが、米エネルギー情報局の週間石油統計の発表後、大きく崩れる展開となった。同発表では、前日の米石油協会の週報と同様、原油在庫が減少していたものの、製品在庫が増加していたことが嫌気された。
季節的なガソリン需要がピークアウトするなか、8月に入ってからのブレント原油のニューヨーク原油に対する上ザヤの大幅縮小で、米国産原油や石油製品の輸出競争力の相対的な低下がクローズアップされ、米株高に追随できなかった。
また、チャート面からも、10月限が一時57ドル台に乗せたものの、13日の高値だった57.40ドルを上抜くことができなかったことで、手じまい売りが出やすい地合いとなった。

10月限は、アジアの時間帯から欧州の時間帯にかけての時間外取引では56ドル台前半でジリ高基調で推移。米国の時間帯に入ると、米株高もあって午前は騰勢を強めて、一時57ドル台に乗せて、この日の高値となる57.13ドルを付けた。しかし、米エネルギー情報局の週報発表後は大きく崩れて、56ドル台も割り込み、この日の安値となる55.55ドルを付けた。その後は55ドル台後半で推移している。

中東地域の地政学的リスクに関しては、イランのロウハニ大統領が21日、同国の石油輸出がゼロになれば、国際水路が従来と同じ安全性を担保できなくなると語り、石油消費国への恫喝とも受け取れる発言を行ったが、市場の反応は鈍かった。

また、米国の時間帯午後の金融政策会合の議事要旨の公表後、ややドル高に振れたことが原油にも重しとなったものの、すでに大きく崩れたあとだったため、値動きは大きくならなかった。
市場の関心は、ワイオミング州ジャクソンホールの年次シンポジウムで、23日に予定されている連邦準備制度理事会のパウエル議長の講演に移っている。

ロシア最大の石油会社、ロスネフチの2019年第2四半期(4~7月)の売上高が1940憶ルーブルと、前年同期の2280憶ルーブルから15%程度減少した。原油価格の低迷が要因という。


ニューヨーク金先物12月限は変わらず、金12月限終値は1515.70ドル、0.00ドル

米国債の利回り上昇を受けてドル高となったが、英国の合意なき欧州連合離脱に対する懸念が残るなか、金は底堅く推移した。米連邦公開市場委員会議事要旨では、追加緩和につながる観測を回避しようとすることで一致したとされ、金は戻りが一服した。