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8月29日

投資被害について

ニューヨークダウ258ドル高、原油相場や企業決算を好感

米国株式相場は上昇

ダウ平均は258.20ドル高の26036.10、ナスダックは29.94ポイント高の7856.88で取引を終了した。英国による約5週間の議会休会が明らかとなり、合意なき欧州連合離脱への懸念が強まったほか、米中貿易摩擦への警戒感も根強く、売りが先行。その後は原油相場の上昇や一部主要企業決算が好感され、堅調推移となった。

28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円04銭引けた

米国債券利回りの低下、長短金利の逆転が一段落し、リスク回避の動きが後退した。


ニューヨーク原油先物10月限は続伸、原油10月限終値は55.78ドル、0.85ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で、原油在庫が前週比1000万バレル超の大幅減となったことが好感された。米原油生産量は日量1250万バレルと過去最高水準を更新した一方で、原油輸入量が日量592万8000バレルと低水準だったことが在庫減につながった。

米エネルギー情報局週報で、米製油所稼働率は95.2%まで低下し、今夏のピークである96.4%から伸び悩みつつある。夏場の需要期が終盤に入っていることが背景。ただ、ガソリンを中心に石油製品需要は依然として強く、日量2220万9000バレルと今年の最高水準並だった。ガソリン需要の4週間移動平均は日量977万7000バレルまで拡大し、今年の最高水準を塗り替えている。

米中貿易戦争の激化を背景とする世界経済の縮小懸念や、対立する米国とイランが対話開始に向けて接近しつつあるように見えることは上値を抑えた。英議会が9月中旬から約5週間に渡って休会することになったことは、英国の欧州連合からの合意なき離脱懸念を高めた。合意なき離脱となれば、英国だけでなく、弱っている欧州経済に対する逆風も強まる。

米石油協会が発表した米週間石油在庫統計を手がかりに、時間外取引から10月限は堅調に推移。通常取引開始後には56.75ドルまで一段高となった。ただ、高値からは押し戻されて引けた。


ニューヨーク金先物12月限は小幅安、金12月限終値は1549.10ドル、2.70ドル安

米中の貿易摩擦に対する懸念が強いが、新たな材料がないなか、株高を受けて上げ一服となった。米株価は銀行株に買い戻しが入って上昇した。一方、英国ではジョンソン首相が10月中旬まで議会を休会とする方針を示し、合意なき欧州連合離脱に対する懸念が残っている。