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8月30日

投資被害について

ニューヨークダウ326ドル高、中国が交渉優先を強調

米国株式相場は上昇

ダウ平均は326.15ドル高の26362.25、ナスダックは116.51ポイント高の7973.39で取引を終了した。追加関税の応酬による米中貿易摩擦の一段の深刻化が懸念される中、中国政府が冷静な交渉による解決を望む姿勢を示したことで、懸念がやや後退し買いが先行。米長期金利の上昇を受けて金融株を中心にも買いが広がり、終日堅調となった。

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円51銭で引けた

中国政府が対米貿易戦争に関する態度を軟化させたため米中対立の改善期待が強まったほか、米4-6月期個人消費改定値が予想を上回ったため米債利回り上昇に伴うドル買いやリスク選好の円売りが強まった。


ニューヨーク原油先物10月限は続伸、原油10月限終値は56.71ドル、0.93ドル高

ハリケーン「ドリアン」が発達しつつ米フロリダ州へと向かっており、米国の原油生産量が一時的に減少する可能性が高いことが相場を押し上げた。米ハリケーンセンターによると、ドリアンはカテゴリー4まで発達すると予報されている。現在はドミニカ共和国の北部を北西に向かっており、現地時間の月曜日午前に米フロリダ州に上陸する見通し。

中国商務省が、米中両国は9月の対面協議に向けて話し合っていると述べたことは、以前から予定されている協議が行われることを意味し、米中貿易戦争の激化懸念を和らげた。ただ、中国は米国が予定している対中関税の強化を撤回することを期待するとし、追加関税が発動した場合には多くの報復手段があると警告した。9月1日から米国は対中関税の第4弾を実施する。

前日に米エネルギー情報局が発表した週報で、原油在庫が大幅に減少したことは引き続き支援要因となっている。パーミアンからテキサス州コーパスクリスティに向けた新たな2つのパイプラインが今月から稼働を開始していることから、シェールオイル生産の中心地であるパーミアン産原油の輸出競争力が高まり、米国内の需給引き締まりに寄与することが期待されている。


ニューヨーク金先物12月限は続落、金12月限終値は1536.90ドル、12.20ドル安

ムニューシン米財務長官が中国との対話を続けているとしたが、9月に通商協議が行われるかどうかは明言しなかったことから、先行き不透明感が残った。一方、中国が9月の米国との通商協議を話し合っていると表明したことを受け、米中の通商協議に対する期待感が出た。ただ中国は米国が予定している対中追加関税を撤回することを期待すると述べた。トランプ米大統領は同日中に「異なるレベル」での協議を行う予定と述べており、対立解消に向けて合意できるかどうかが焦点である。