9月14日
投資被害について
サウジアラビアの中核的な石油生産施設がドローンによる攻撃で爆破、炎上した。大幅減産に追い込まれたのはアブカイクとクライスの石油施設で、日量で約570万バレルの生産量が減少する。この減産規模は世界全体の原油消費量の約5%に相当する。
サウジアラビアと対立するイエメンのシーア派武装組織フーシ派が犯行声明を出しているものの、サウジ南部のイエメンからアブカイクやクライスまでかなり距離があり、イランやイラクから攻撃が行われたと疑われていることは、中東の地政学的リスクを高めた。