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10月30日

投資被害について

ニューヨークダウ19ドル安、ハイテク決算を嫌気

米国株式相場は下落

ダウ平均は19.26ドル安の27071.46、ナスダックは49.13ポイント安の8276.85で取引を終了した。ダウは寄り付き後からもみ合い、ナスダックはハイテク大手の決算を嫌気し、売りが先行。その後、ダウは7-9月期決算への期待感から上昇に転じる場面も見られたが、30日の米連邦公開市場委員会結果を見極めたいとの思惑もあり、引けにかけて下落に転じた。

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円86銭で引けた

米中首脳は11月に暫定合意で署名する計画と報じられたことから、一時リスク選好の動きが優勢となった。しかし、署名日時はまだ確定していないことや、米国の10月消費者信頼感指数が予想外に低下したことから、楽観的見方が後退した。


ニューヨーク原油先物12月限は小幅続落、原油12月限終値は55.54ドル、0.27ドル安

先週までの米エネルギー情報局の週報では石油製品在庫の取り崩しが続いており、製油所稼働率の上昇に伴う原油消費量の拡大が期待されている一方で、原油在庫がまだ増加傾向を辿ることに対する警戒感もあって売り買いが交錯した後、小幅安で引けた。先週の米エネルギー情報局週報では、低下していた製油所稼働率が上昇し、原油在庫は取り崩されたものの、原油在庫の取り崩しが続くとは強く期待されていない。米原油在庫の市場予想は前週比50万バレル増。

米中通商協議の第1弾の合意文書が来月のアジア太平洋経済協力会議に間に合わない可能性があると伝わったことも重し。米当局者によると、一部の文書が整っておらず、暫定合意の文書が完成しないこともありうるという。アジア太平洋経済協力会議首脳会議は来月16~17日に行われる。

石油輸出国機構を中心とした産油国が協調減産を拡大すると期待されているが、今月にバルキンド事務局長が追加減産の可能性を排除しないと発言した後、賛同する発言は見当たらない。石油輸出国機構の舵取り役であるサウジの態度は不明。ロシアは減産協議を時期尚早と繰り返している。


ニューヨーク金先物12月限は続落、金12月限終値は1490.70ドル、5.10ドル安

米中の通商協議の進展期待が強いが、この日は来月のアジア太平洋経済協力会議首脳会議で署名がない可能性が伝えられ、株高が一服したが、合意が崩れたわけではないとされた。一方、英国では合意なき欧州連合離脱の可能性がなくなったことから野党が12月の総選挙実施に合意し、下院で承認された。