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10月31日

投資被害について

ニューヨークダウ115ドル高、連邦公開市場委員会を好感

米国株式相場は上昇

ダウ平均は115.27ドル高の27186.69、ナスダックは27.12ポイント高の8303.98で取引を終了した。朝方は、連邦公開市場員会発表を午後に控えて小動きとなった。注目の連邦公開市場委員会では大方の予想通り、政策金利が引き下げられたものの、パウエル議長が今後の利上げには大幅なインフレ率上昇が必要になるとの認識を示し、発表後に上昇。その後は引けにかけて上げ幅を拡大した。

30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円79銭で引けた

米連邦準備制度理事会は連邦公開市場委員会で市場の予想通り利下げを決定した。ただ、連邦公開市場委員会声明で、次回の利下げを示唆する文言が削除されたことから、ドル買いが一時加速した。会合後の会見でパウエル米連邦準備制度理事会議長が「リスクは存続」「利上げは検討していない」と言及すると利下げ軌道は変わらずとの見方からドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物12月限は続落、原油12月限終値は55.06ドル、0.48ドル安

米エネルギー情報局が発表した週報で、原油在庫が増加したことが重しとなった。冬場の需要期を控えた製油所の定期改修が一巡し、製油所稼働率は87.7%まで上向いているものの、原油消費量の拡大以上に原油輸入量が増加したことが在庫を押し上げた。米原油生産量は過去最高水準の日量1260万バレルを維持。

ただ、米エネルギー情報局週報で原油在庫は増加したものの、石油製品の在庫は減少を続けており、相場の下支えとなった。この時期にしては石油製品需要が強く、製品在庫の取り崩しが続いている。ガソリン需要は日量978万4000バレルと夏場の需要期並みの水準まで増加している。留出油の在庫は過去5年のレンジ下限を引き続き下回っている。

7-9月期の米国内総生産の伸びが鈍化したことは景気減速懸念を強めた。米中貿易摩擦を背景に米企業は設備投資を見送っており、国内総生産を押し下げた。米国の賃金上昇率がピークアウトしていることから、堅調な消費がいずれ失速すると警戒されている。今週末には10月の米雇用統計が発表される。

米連邦公開市場委員会で追加利下げが決定され、株高に振れたことは原油市場の下げを緩和した。S&P500とナスダック総合指数は過去最高値を塗り替えている。


ニューヨーク金先物12月限は反発、金12月限終値は1496.70ドル、6.00ドル高

米連邦公開市場委員会後に乱高下した。米連邦公開市場委員会では追加利下げが決定されたが、連邦公開市場委員会声明から「適切に行動する」との文言が削除され、利下げ休止が示唆された。ただ市場では、利下げの可能性が残っているとの見方からドルの戻りが売られ、金の押し目は買われた。