投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

11月5日

投資被害について

ニューヨークダウ114ドル高、米中貿易摩擦への懸念後退

米国株式相場は上昇

ダウ平均は114.75ドル高の27462.11、ナスダックは46.80ポイント高の8433.20で取引を終了した。米中首脳会談の実現に向けた進展が示され、買いが先行。ロス米商務長官が中国通信機器メーカーの華為技術に対する禁輸措置緩和を示唆したことから米中貿易摩擦への懸念が後退し、終日堅調推移となった。主要株価は最高値を更新した。

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円65銭まで上昇して引けた

米国のロス商務長官が米中の部分貿易合意が順調に進展していることを確認、中国側も習国家主席が調印のために訪米する可能性に言及したため期待感が広がりリスク選好の円売りが優勢となった。また、景気先行き見通しの改善で年内の利下げ観測も後退。米債利回りの上昇に伴うドル買いが強まった。


ニューヨーク原油先物12月限は続伸、原油12月限終値は56.54ドル、0.34ドル高

先週末、閣僚級の米中通商協議が電話で行われ進展があったと伝わっているほか、今月中にも第1弾合意の署名が行われる可能性があるとの認識が示されたことが引き続き相場を押し上げた。4日にバンコクでオブライエン米大統領補佐官は、トランプ米大統領が署名ができることを条件に習近平・中国国家主席を米国に招待したと明らかにした。米中貿易戦争が終戦に向けて近づき、来年の不透明感が多少なりとも後退することが期待されている。

バンコクを訪問したロス米商務長官は「中国との貿易合意第1段階は順調に進展している」、「まもなく米企業はファーウェイとの取引の許可が付与される」と述べた。同商務長官は4日に中国の李克強首相と会談した。

向かい風を受けつつも、米経済が底堅さを維持していることも支援要因。先週の10月の米雇用統計で賃金の伸びが鈍化しつつあることが再確認されたが、非農業部門雇用者数は堅調なペースで拡大を続けている。米連邦公開市場委員会が利下げを続け、場合によっては追加利下げを行うと見られていることは景気の下振れ懸念を緩和している。

ドル高は重しだが、主要な米株価指数が過去最高値を更新していることは原油相場の支援要因。米経済は底堅く、米金融当局による連続利下げもあって株価は鮮明に上向いている。


ニューヨーク金先物12月限は小反発、金12月限終値は1512.00ドル、0.60ドル高

まちまちの米経済指標を受けて方向性を模索する動きとなった。10月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は12万8000人増加した。市場予想の8万9000人増を上回った。しかし、米供給管理協会製造業景気指数は48.3と、景気拡大・縮小の節目となる50を3カ月連続で下回った。一方、株高に振れ、ナスダックが最高値を更新したことは金の上値を抑える要因になった。