12月13日
投資被害について
ニューヨークダウ220ドル高、米中合意への期待が強まる
米国株式相場は上昇
ダウ平均は220.75ドル高の28132.05、ナスダックは63.27ポイント高の8717.32で取引を終了した。トランプ大統領が米中合意を示唆するツイートを行い、寄り付き後から上昇した。米国が中国に対して15日に予定される追加関税の中止と既存関税措置の減額を提案したことが伝わり、堅調推移となった。
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円39銭で引けた
米中の交渉官が貿易で原則合意したとの報道で、対中追加関税発動が回避されるとの期待でドル買いやリスク選好の円売りに拍車がかかった。
ニューヨーク原油先物1月限は反発、原油1月限終値は59.18ドル、0.42ドル高
米中通商協議について、トランプ米大統領が中国との大きな合意にかなり近づいていると述べたことが相場を押し上げた。米中が第1段階の合意に達すると、景気見通しがやや改善し、石油需要の下振れ懸念が後退する。
米中貿易交渉に関連する報道が相次いでおり、15日に予定されている対中関税の強化について米国は延期あるいは取り止めを検討していると伝わっているほか、3600億ドルの中国からの輸入品を対象に関税を引き下げる案が浮上しているという。ブルームバーグは関係者の話として、米中両国の協議担当者らは第1段階となる貿易合意の条件で一致し、トランプ大統領の承認を待つ段階に入ったと報道した。ロイター通信も、米中通商協議が第1段階の原則合意に達したと報道している。
ニューヨーク金先物2月限は小幅安、金2月限終値は1472.30ドル、2.70ドル安
ユーロ高が支援要因となったが、トランプ米大統領は、中国との通商合意に「極めて近い」と表明したことをきっかけに戻りを売られた。この日は米政府で中国の関税が協議され、原則合意とされ、米大統領の承認待ちと伝えられた。15日の米国の対中追加関税の発動が見送られるとの見方が金の圧迫要因になった。