12月19日
投資被害について
ニューヨークダウ27ドル安、米下院がトランプ大統領弾劾決議採決へ
米国株式相場はまちまち
ダウ平均は27.88ドル安の28239.28、ナスダックは4.38ポイント高の8827.73で取引を終了した。米中合意を受けた投資家心理の改善が続くものの、米下院がトランプ大統領の弾劾訴追決議案の採決結果を見極めたいとの思惑から、小幅な値動きとなった。ただし下院で可決されても、共和党が多数を占める上院を通過する可能性は極めて低く、影響は限定的との見方が多い。
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円58銭で引けた
米国の景気見通し改善で債券利回り上昇に伴うドル買いが強まった。
ニューヨーク原油先物1月限は小幅反落、原油1月限終値は60.93ドル、0.01ドル安
米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫が減少したことが下支えとなり、米石油協会が週報を発表した後の時間外取引における軟調な動きが打ち消された。
先月以降、米エネルギー情報局週報で原油在庫は穏やかな減少傾向にある。製油所稼働率が上向いていることが原油在庫が取り崩されている背景。ただ、今回の製油所稼働率は90.6%と前回から変わらず。米原油生産量は日量1280万バレルと過去最高水準を維持した。
米中通商協議が進展したことによって景気見通しが改善し、石油需要の下振れ懸念が後退していることも支援要因。石油輸出国機構を中心とした産油国による減産目標の拡大と相まって、需給見通しが改善している。ただ、来週のクリスマスを控えて金融市場全体の動意は鈍く、原油相場の上値は伸びなかった。
ニューヨーク金先物2月限は小反落、金2月限終値は1479.40ドル、1.20ドル安
ジョンソン英首相が、欧州連合離脱後の移行期間について、2020年以降に持ち越さない見方を示し、先行き懸念が出たことが金の支援要因になったが、欧州時間からドル高に振れたことから戻りを売られた。クリスマスを控えた手じまい売りも出て休暇待ちの動きとなった。