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2月25日

投資被害について

ニューヨークダウ1031ドル安、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的な株安

米国株式相場は下落

ダウ平均は1031.61ドル安の27960.80、ナスダックは355.31ポイント安の9221.28で取引を終了した。新型コロナウイルスによる感染被害が各国に拡大しており、世界経済減速への懸念から大幅下落となった。アジア・欧州株も全面安となり、投資家心理が悪化した。ダウは1000ドルを超す下落となった。

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は110円69銭で引けた

新型肺炎がイタリアやイランなど中国外での感染拡大が確認され。世界的な感染拡大が経済の悪化に繋がるとの脅威がリスク回避の円買いに繋がった。さらに、サプライチェーンの混乱を背景に米国経済の成長見通しも引き下げられ年内の追加利下げを織り込むドル売りにも拍車がかかった。


ニューヨーク原油先物4月限は続落、原油4月限終値は51.43ドル、1.95ドル安

中国以外で新型コロナウイルスが広がりつつあり、石油需要が減少する見通し。韓国や日本、イタリアなどのほか、イランなど中東でも感染が拡大しており、これまで中国に限られていた渡航制限・自粛地域が広がることは石油製品需要を圧迫する。新型肺炎が世界経済の重しとして警戒感が強まるなかで、米株式市場は大幅安となった。

今月、共同技術委員会が石油輸出国機構プラスに対して日量60万バレルの追加減産を勧告した後、ロシアの支持がなく減産合意が見送られていることは重し。来月予定されている会合が今月に前倒しされ、追加減産でまとまるとの見通しはあったものの、ブルームバーグの報道によると石油輸出国機構や石油輸出国機構プラスの会合は従来の予定どおり来月5、6日に行われるようだ。

米国が対ベネズエラ制裁を強化することを表明していることは支援要因。ベネズエラ産原油はロシアの支援もあって制裁を回避しつつ販路を確保しているが、米国はロシア国営石油会社ロスネフチの子会社に制裁を開始することを発表しており、ベネズエラに対する圧力を強めている。


ニューヨーク金先物4月限は大幅続伸、金4月限終値は1676.60ドル、27.80ドル高

韓国での新型コロナウイルスの集団感染に加え、中東での感染が確認され、世界的な流行に対する懸念が強まった。ただ金は米株価が急落したことから換金売りも出て上げ一服となった。