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3月5日

投資被害について

ニューヨークダウ1173ドル高、米大統領民主党候補選でバイデン氏が躍進

米国株式相場は上昇

ダウ平均は1173.45ドル高の27090.86、ナスダックは334.00ポイント高の9018.09で取引を終了した。
世界各国の中央銀行や政府が景気刺激策を導入するとの期待や、米大統領選の民主党候補指名予備選で穏健派とされるバイデン氏が予想外に健闘し、左派のサンダース氏の攻勢を食い止め、指名される可能性が強まったとの見方から投資家心理が改善した。

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円52銭で引けた

米2月ADP雇用統計や2月供給管理協会非製造業景況指数が予想を上回り、ドル売りが後退。さらに、米大統領選の民主党候補指名予備選で穏健派とされるバイデン氏が予想外に健闘し超左派で反ビジネス派として知られるサンダース氏の攻勢を抑制したことや、米連邦準備制度理事会に続いてカナダ中銀も積極的な利下げに踏み切るなど、中銀や政府の景気刺激策が新型肺炎による成長への悪影響を抑えるとの期待も広がり、リスク選好の円売りが再燃した。


ニューヨーク原油先物4月限は弱含み、原油4月限終値は46.78ドル、0.40ドル安

新型コロナウイルスが米国でも流行しつつあり、人々が外出を手控え石油需要が減少する見通しであることが重しとなった。ただ、米エネルギー情報局が発表した週報で需要は強く、石油製品の在庫は取り崩された。季節的な定期改修もあって、製油所稼働率は86.9%まで低下しており、石油製品の供給は減少している。原油在庫は増えたが、原油輸出が日量415万4000バレルまで拡大したことで、増加幅は限定的だった。石油輸出国機構など主要な産油国が協調減産を行っているなかで、米国の原油輸出は拡大を続けている。米原油生産量は日量1310万バレルまで増加し、過去最高水準を更新した。

石油輸出国機構加盟国を中心とした産油国による会合が5日から始まるなか、予備協議でロシアが追加減産に否定的であるとあらためて伝わったことも圧迫要因。ロシアは現行の日量170万バレルの減産目標を6月まで継続することを提案したという。

ただ、石油輸出国機構プラスの舵取り役であるサウジアラビアは日量100~150万バレルの追加減産を望んでおり、先月からロシアとの意見の隔たりは解消されていない。


ニューヨーク金先物4月限は上げ渋り、金4月限終値は1643.00ドル、1.40ドル安

2月の中国の財新サービス業購買担当者景況指数が過去最低の26.5となり、景気減速懸念が強いことから押し目を買われたが、ドル安一服に上値を抑えられた。日中取引では米株価が急伸したことを受けて上げ一服となった。