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4月8日

投資被害について

ニューヨークダウ26ドル安、原油価格の急落を嫌気

米国株式相場は反落

ダウ平均は26.13ドル安の22653.86ドル、ナスダックは25.98ポイント安の7887.26ポイントで取引を終了した。
前日に続き世界の新型ウイルス感染がピークに近づいたとの見方から、早期の経済再開を期待した買いが継続した。また、3500億ドル規模の中小企業向け融資プログラムに申し込みが殺到しており、米国政府が更なる資金を供給する意向を示し上昇幅を拡大。しかし、引けにかけて原油価格が急落すると、株式相場も下落に転じた。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円78銭で引けた

新型ウイルス感染がピークに近いとの期待やクドロー国家経済会議委員長が「政府は経済の再開計画を政権内で検討している」との発言で、早期の経済再開を期待したドル買い・円売りが優勢となった。しかし、ニューヨーク州の新型ウイルスによる死者が過去最大となったほか、引けにかけた原油価格の急落でリスク選好の動きが後退。


ニューヨーク原油先物5月限は続落、原油5月限終値は23.63ドル、2.45ドル安

新型コロナウイルスの蔓延による需要の喪失で過剰在庫が急速に積み上がっていることや、石油輸出国機構加盟国を中心とした産油国が再び協調減産の実現を目指しているものの、大幅に生産量を調整できるのか疑問視されている。

サウジアラビアが石油輸出国機構プラスの会合を要請し、ロシアも参加することになったが、最終的な減産幅は米国やカナダ、ブラジルなど石油輸出国機構プラス以外の産油国次第となる見通し。世界最大の産油国である米国が正式に協力するのか不明。また、露リアノボースチによると、石油輸出国機構プラスの舵取り役であるサウジとロシアの意見は集約されておらず、全ては9日のオンライン会合で決まるとの報道がある。

米エネルギー情報局によると、2020年の米原油生産量は日量47万バレル減、石油需要は日量130万バレル規模の減少となる見通し。トランプ米大統領によると、米国の生産量はすでに減少し始めているという。

各国で新型肺炎の流行がピークアウトする兆候があることは支援要因だが、米国で感染者数の最も多いニューヨーク州で死者数が731人と1日あたりの過去最多を更新したことは重し。


ニューヨーク金先物6月限は反落、金6月限終値は1683.70ドル、10.20ドル安

時間外取引では、アジア時間の序盤の取引で1742.6ドルまで暴騰し、一代高値を更新、アジア時間の中盤から後半の取引で1700ドル割れまで上げ幅を削る展開となった。欧州時間では利食い売りを吸収し、小高く推移し、1700ドル台を回復。日中取引では、ドル堅調から利食い売りで小安くなった。中盤からは米株が続伸し、リスク容認ムードとなったが、利食い売りの動きが強く、下げ幅を拡大し、2ケタ安で引けた。米10年債利回りが0.7%台に上昇したことも嫌気された。