4月15日
投資被害について
ニューヨークダウ558ドル高、経済活動再開への期待が高まる
米国株式相場は上昇
ダウ平均は558.99ドル高の23949.76ドル、ナスダックは323.32ポイント高の8515.74ポイントで取引を終了した。
国内の新型コロナウイルスの感染拡大がピークをつけた兆候が引き続き好感され、買いが先行。トランプ大統領が経済再開に向けて新たな委員会を発足させ協議が開始されたことも好感され、終日堅調推移となった。
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円21銭で引けた
ドル資金調達市場のひっ迫を緩和する目的の米連邦準備制度理事会による措置で、米債利回りが低下。ドル売りが優勢となった。
ニューヨーク原油先物5月限は大幅続落、原油5月限終値は20.11ドル、2.30ドル安
世界的に新型コロナウイルスの流行がやや落ち着く兆候はあるものの、落ち込んだ石油需要が短期間で回復するとは期待されていない。トランプ米大統領は5月1日に国内の行動制限を解除し、経済活動の復旧を目指す考えだが、感染の収束を優先する州知事らと主張が対立しており、石油需要が本格的に回復する時期は不明。
米国ではすでに生産量の自然減が始まったほか、石油輸出国機構加盟国を中心とした産油国による過去最大の協調減産のなかでも、過剰在庫の拡大が続く公算。備蓄施設のひっ迫が懸念されている。米エネルギー情報局の週報で、米原油在庫は12週連続で増加する見通し。
米テキサス州のシェールオイル開発を監督する鉄道委員会では、生産枠の是非をめぐる公聴会が始まった。中小の石油企業では生産量の抑制を支持する声がある一方で、エクソン・モービルやシェブロン、オクシデンタル・ペトロリウムなど大手は反対している。
ニューヨーク金先物6月限は小幅続伸、金6月限終値は1768.90ドル、7.50ドル高
景気の先行き懸念から米連邦準備制度理事会の追加策が見込まれることが支援要因となった。ただ中国の輸出入の減少幅が予想よりも小幅となったことや、新型コロナウイルスの終息期待から株高に振れ、利食い売りが出たことに上値を抑えられた。