投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

4月23日

投資被害について

ニューヨークダウ456ドル高、中小企業追加支援策の成立期待広がる

米国株式相場は反発

ダウ平均は456.94ドル高の23475.82ドル、ナスダックは232.15ポイント高の8495.38ポイントで取引を終了した。
上院を通過した米国政府の中小企業追加救済策は、明日にも下院で採決され成立する見通しとなったほか、原油価格の反発や一部企業決算が予想を上回ったことが投資家の安心感につながり、終日堅調に推移。引けにかけては上げ幅をさらに拡大した。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円72銭で引けた

米国政府の中小企業追加救済策成立が確実となったほか原油価格の反発を好感し、ドル買い・円売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物6月限は反発、原油6月限終値は13.78ドル、2.21ドル高

新型肺炎による急激な需要の落ち込みで過剰在庫が溢れており、世界的に石油の備蓄施設が不足し、貯めておけなくなった石油が市場へ流入することが警戒されているものの、石油輸出国機構加盟国を中心とした産油国が追加的な減産を強いられるとの観測が強まっていることが相場を支えた。石油輸出国機構プラスは今月、過去最大規模となる日量970万バレルの減産を来月から開始することで合意したばかり。

ニューヨーク原油5月限がマイナス価格をつけたことなどもあって、石油輸出国機構プラスは緊急の電話会議を行っているが、今のところ具体策の発表には至っていない。ただ、ナイジェリア国営石油会社NNPCは、「石油輸出国機構プラスの合意に関わらず減産しなければならない」、「石油の備蓄施設を見つけることが困難になっている」としている。

米エネルギー情報局の週報で、原油在庫は5億1864万バレルまで増加し、統計開始以来の過去最高水準である5億3554万バレルに迫っている。原油生産量は前週比10万バレル減の日量1220万バレルと、減少幅はわずか。製油所稼働率は67.6%まで一段と低下し、過去最低水準に接近。石油製品の需要は日量1410万3000バレルと急激な減少は一巡した。

米エネルギー情報局が公表している週次の備蓄報告によると、PADD2におけるオクラホマ州クッシングの備蓄能力は76%まで利用されている。ただ、残りは予約済みで実質的に備蓄は不可能となっているもよう。米国全体の備蓄施設の60%はすでに石油で満たされており、利用率の上昇が止まらない。


ニューヨーク金先物6月限は大幅反発、金6月限終値は1738.30ドル、50.50ドル高

原油高を受けて安値拾いの買いが入った。ドル高・株高となったが、原油主導の値動きとなった。一方、トランプ米大統領がイランの艦船に対する攻撃を指示したことや、5000億ドル規模の新型コロナウイルス追加対策法案の可決見通しも金の支援要因である。