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5月8日

投資被害について

ニューヨークダウ211ドル高、中国の輸出改善やハイテク決算を好感

米国株式相場は上昇

ダウ平均は211.25ドル高の23875.89ドル、ナスダックは125.28ポイント高の8979.66ポイントで取引を終了した。
中国の4月輸出が予想外の増加に改善したほか、ハイテクを中心に米国主要企業の決算が好感され買いが先行。また、トランプ大統領が合意打ち切りを警告していた米中貿易協議が、早ければ来週にも電話会談が実施されることが報じられ大きく上昇した。引けにかけては、原油価格が下落に転じたためやや上げ幅を縮小した。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円38銭で引けた

米中貿易協議への期待に上昇したのち、米国の週次新規失業保険申請件数が300万件超え7週間で3300万件超に達したため景気悪化への不安から米2年債、5年債利回りが過去最低を記録するとドル売りが強まった。


ニューヨーク原油先物6月限は続落、原油6月限終値は23.55ドル、0.44ドル安

供給過剰が続き、世界的に過剰在庫が増加し続ける見通しであることが相場を圧迫した。新型コロナウイルスの蔓延が一巡した後、世界経済は再始動する方向にあり、石油需要は回復しつつあるが、需給が均衡するほど需要は持ち直していない。世界経済が本格的に動き出す時期は不透明。米疾病対策センターによると、世界最大の石油の消費国である米国の感染拡大はピークアウトしているものの、日々の新規感染者数は2万人程度増え続けている。

石油輸出国機構加盟国を中心とした産油国の協調減産や米原油生産量の自然減は過剰在庫の増加ペースを抑制しているが、在庫拡大が反転するほど需要は回復していない。サウジアラビア国営のサウジアラムコが公式販売価格の引き上げを発表したことに対する驚きは限定的。

4月の中国の原油輸入が堅調だったことは買い手がかりとなったが、上げは続かなかった。4月の中国貿易統計に基づいたロイター通信の試算によると、中国の原油輸入量は3月の日量968万バレルから同1042万バレルまで拡大した。コロナ禍が過ぎ、石油需要が回復している。中国は世界最大の原油輸入国。


ニューヨーク金先物6月限は大幅反発、金6月限終値は1725.80ドル、37.30ドル高

米中の対立に対する懸念などを受けて押し目を買われた。また米新規失業保険申請件数が予想以上に増加し、労働市場の悪化が懸念されることも支援要因になった。米下院議長は第5弾の新型コロナウイルス対策法案を発表した。