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5月13日

投資被害について

ニューヨークダウ457ドル安、ウイルス感染「第2波」を警戒

米国株式相場は下落

ダウ平均は457.21ドル安の23764.78ドル、ナスダックは189.79ポイント安の9002.55ポイントで取引を終了した。
全米各州での経済活動再開への動きが引き続き好感され、朝方は上昇して寄りついた。しかし、米国政府の新型ウイルス対策チームを率いる国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長が上院での証言で、政府が示したルールに従わない早過ぎる経済活動の再開に警鐘を鳴らしたためウイルス感染「第2波」への警戒感が高まり下落する展開となり、引けにかけては下げ幅を拡大した。

12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円15銭で引けた

米国の4月消費者物価コア指数が過去最大の下落率を記録したため、米連邦準備制度理事会のゼロ金利政策は継続するとの思惑が強まりドル売りが優勢となった。さらに、米国政府の新型ウイルス対策チームを率いる国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長が上院での証言で、経済活動の早過ぎる再開を警告したため、感染「第2波」への警戒感からリスク回避の円買いも強まった。


ニューヨーク原油先物6月限は反発、原油6月限終値は25.78ドル、1.64ドル高

石油輸出国機構加盟国を中心とした産油国が現行の減産幅を7月以降も継続することを望んでいると伝わったことが手がかり。サウジアラビアやロシアが軸となった石油輸出国機構プラスは5、6月に日量970万バレルの減産を行い、7月からは同770万バレルに減産規模を縮小する予定だったが、減産幅を維持することが基本シナリオになっていると関係筋の話として伝わっている。石油輸出国機構プラスは来月オンライン会合を行う予定で、協調減産の軌道修正を決定する見通し。

サウジアラビアは6月に日量100万バレルの追加減産を行うと報道されており、協調減産の強化に前向き。一方で、ロシアの関係筋は現行の減産規模の維持を排除しないが、市場の状況次第であると述べている。

米エネルギー情報局が発表した月報で、米原油生産量の見通しが下方修正されたことも支援要因。2020年の米原油生産量は日量1169万バレルに下方修正された。従来は同1176万バレルだった。ただ、2020年の米国の需要見通しも同1829万バレルまで引き下げられている。従来は同1913万バレルだった。


ニューヨーク金先物6月限は反発、金6月限終値は1706.80ドル、8.80ドル高

新型コロナウイルス感染の第2波に対する警戒感から株安に振れたことや、ドル高が一服したことが支援要因になった。ダウ平均株価は第2波に対する警戒感から軟調となった。