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5月19日

投資被害について

ニューヨークダウ911ドル高、ウイルスワクチン開発の進展を好感

米国株式相場は続伸

ダウ平均は911.95ドル高の24597.37ドル、ナスダックは220.27ポイント高の9234.83ポイントで取引を終了した。
携帯端末のアップルが米国内25店舗を再開するなど経済活動の再開で景気回復期待が広がったほか、新型ウイルスのワクチン薬開発で一段の進展が見られたことが好材料となり大きく上昇して寄り付いた。その後も、パウエル米連邦準備制度理事会議長が週末のインタビューで、景気支援策が「無制限」であり下半期の経済回復に自信を表明したことや、原油高も追い風となり、引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円31銭で引けた

パウエル米連邦準備制度理事会議長が週末のインタビューで下半期経済の回復に自信を表明し、「景気支援策は無制限で手段は尽きない」と述べていたことを背景に米債利回り上昇に伴うドル買いや株高に連れたリスク選好の円売りが一時優勢となった。


ニューヨーク原油先物7月限は大幅続伸、原油7月限終値は31.65ドル、2.13ドル高

世界的に新型コロナウイルスの流行が一巡し、経済活動が再開しつつあることで需要見通しが改善している。インドでは感染拡大の抑制に苦慮しており、全土での都市封鎖を今月31日まで延長するほか、感染拡大の第2波を警戒して中国東北部では再び移動制限が行われているものの、世界の石油需要は回復に向かっている。今週の米エネルギー情報局の週報で、需要のさらなる回復が期待されている。

米モデルナが開発中の新型肺炎のワクチンが臨床試験で有力な初期徴候を示したと発表したことや、中国の石油需要がコロナショック前の水準を回復したと伝わったことも支援要因。米モデルナは第2相試験を近日中に開始し、最後の第3相試験を7月に開始する予定。

石油輸出国機構加盟国を中心とした産油国は合意に沿って減産を開始し、調査会社ケプラーによると5月の輸出量は大幅に減少している。サウジアラビアやロシアを中心とした石油輸出国機構プラスは5~6月に日量970万バレルの減産を行うことを合意しており、サウジやアラブ首長国連邦、クウェートは6月に自主的な追加減産を実施する。


ニューヨーク金先物6月限は反落、金6月限終値は1734.40ドル、21.90ドル安

米商務省が中国の華為技術に対する規制を強化しており、米中関係の悪化に対する懸念が出た。またパウエル米連邦準備制度理事会議長が米経済は回復するが、その過程は2021年末まで長引く可能性があると述べ、景気低迷見通しも支援要因となった。ただ日中取引では、経済活動再開に対する期待感から株高に振れ、金に利食い売りが出た。