投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

5月28日

投資被害について

ニューヨークダウ553ドル高、速やかな景気回復期待が浮上

米国株式相場は続伸

ダウ平均は553.16ドル高の25548.27ドル、ナスダックは72.14ポイント高の9412.36ポイントで取引を終了した。
全米で経済活動の再開に伴い景気回復への楽観的な見方が広がり、上昇して寄り付いた。JPモルガンのダイモン最高経営責任者が、比較的速やかな回復の可能性に言及したことも期待を強めた。ハイテクなど、パンデミックが追い風となった銘柄を売り、航空関連や金融、バリュー株などに投資資金が回帰する動きも目立ったが、引けにかけては上げ幅を一段と拡大する展開となった。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円72銭で引けた

欧州や日本の追加財政措置への期待に世界経済の見通しが改善し、リスク選好の円売りが優勢となった。5月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回りドル買いが優勢となった。その後、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁がイールドカーブコントロールに関して言及すると、債券利回りは伸び悩み、ドル買いは一段落した。


ニューヨーク原油先物7月限は反落、原油7月限終値は32.81ドル、1.54ドル安

香港に対する国家安全法の採決を28日に控えて、中国とその他の主要国の対立激化が警戒された。世界的に新型コロナウイルスの流行はまだ収まっていないなかで、香港情勢の悪化が景気見通しを一段と曇らせている。

中国政府が成立を目指す国家安全法によって、香港市民の自由や権利は一段と制限される見通し。ポンペオ米国務長官は香港が高度な自治を維持しているとは断言できないとし、これまで香港に認められてきた貿易の特別待遇が失われる可能性を示唆した。

来月の石油輸出国機構加盟国を中心とした産油国会合で、協調減産の強化が合意に至ると期待されている反面、従来から減産に消極的なロシアが足並みを乱す可能性が警戒されていることも圧迫要因。ロシアのプーチン大統領とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は減産についての協調関係を強めることで合意したものの、来月の会合を控えて不透明感を払拭できていない。サウジアラビアやアラブ首長国連邦、クウェートは日量970万バレルの減産を7月以降も継続することを望んでいる。


ニューヨーク金先物8月限は伸び悩み、金8月限終値は1726.80ドル、1.40ドル安

経済活動再開に対する期待感から株高に振れ、利食い売りが出たことが圧迫要因になった。ただ香港を巡る米中の対立に対する懸念が残っており、ドル高が一服すると、金に安値拾いの買いが入って下げ一服となった。