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6月10日

投資被害について

ニューヨークダウ300ドル安、回復期待後退も主要ハイテク株が下支え

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は300.14ドル安の27272.30ドル、ナスダックは29.01ポイント高の9953.75ポイントで取引を終了した。
米国の4月JOLT求人件数が2014年来で最小を記録し速やかな回復期待が後退、投資家心理の悪化で下落して寄り付いた。一方で、主要ハイテク株に買いが広がり、ナスダック総合指数は日中、節目となる1万ポイントを上回った。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円74銭で引けた

米国4月JOLT求人件数が予想以上に減少し2014年以降で最小となったほか、4月卸売在庫改定値も予想外に速報値から下方修正され、経済見通しが再び悪化。米債利回りの低下に伴うドル売り、リスク回避に連れた円買いが優勢となった。


ニューヨーク原油先物7月限は反発、原油7月限終値は38.94ドル、0.75ドル高

前日に40ドルの節目に到達したことから利益確定の売りに押される場面はあった が、石油輸出国機構加盟国と非加盟国による減産や、世界的な需要回復で過剰在庫の取り崩しが期待されていることが相場を支えた。ブラジルやメキシコ、ロシアなど新興国で新型コロナウイルスは引き続き流行しているものの、主要国では感染の拡大が一巡しており、経済活動が復旧しつつある。

米エネルギー情報局が発表した月報で、米原油生産見通しが一段と引き下げられたことは支援要因。2020年、2021年のすべての四半期において生産見通しが引き下げられており、来年の1-3月期には日量1071万バレルまで減少すると見通されている。

ただ、米エネルギー情報局は米国の需要見通しもさらに下方修正しており、月報の内容は強弱が混在している。今年の米国の需要見通しは日量1806万バレルに引き下げられた。従来は同1827万バレルだった。ガソリンや留出油などほぼすべての油種の需要見通しが下方修正されている。


ニューヨーク金先物8月限は続伸、金8月限終値は1721.90ドル、16.80ドル高

時間外取引では、ドルが下値堅く推移したが、欧州株の下落などに支援され買い先行。日中取引では、ドル軟化、米国株式市場でニューヨークダウの反落から堅調に推移。この日から米連邦公開市場委員会が開催され、11日の午後に声明文が発表される。新型コロナウィルスの感染拡大により落ち込んだ米経済の建て直しに大規模な金融緩和政策が維持されるとの見方から買い優勢となった。中盤の取引で今月3日以来の高値となる1729.4ドルまで上げ幅を拡大した。1730ドル超えができず、後半から終盤に上げ幅を縮小も連日の2ケタ高で引けた。