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6月11日

投資被害について

ニューヨークダウ282ドル安、ハイテクは買い継続

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は282.31ドル安の26989.99ドル、ナスダックは66.59ポイント高の10020.35ポイントで取引を終了した。
米連邦準備制度理事会による連邦公開市場委員会の結果発表を控えて、利食い売り先行で寄り付いた。米連邦準備制度理事会が市場の予想通り政策金利を据え置き、当面実質ゼロ金利政策を据え置く方針を示すと、一時上昇に転じたものの買いは続かず、引けにかけて再び小幅下落する展開となった。一方、ハイテク関連株は終日堅調推移となり、ナスダック総合指数は初めて1万ドルを上回って引けた。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円13銭で引けた

米5月消費者物価コア指数が2011年ぶりの低水準となったほか、米連邦準備制度理事会が連邦公開市場委員会で市場の予想通り政策金利据え置きを決定、さらに見通しでゼロ金利政策を少なくとも2022年まで維持する可能性が示唆されたため、ドル売りに拍車がかかった。


ニューヨーク原油先物7月限は続伸、原油7月限終値は39.60ドル、0.66ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で、コロナショック後の石油製品需要が一段と回復したことが手がかり。石油製品需要は前週比250万7000バレル増の日量1757万3000バレルだった。ガソリン需要の回復が全体を押し上げたほか、減少が続いていた留出油の需要も底打ちする兆候がある。

米エネルギー情報局週報で原油在庫は前週比572万バレル増の5億3806万5000バレルと統計開始以来の最高水準を更新したが、サウジからの輸入急増が背景にあり、特に材料視されていない。サウジとロシアが価格戦争を始めた当時に成約した原油がサウジから米国に到着し、5月終盤からサウジ産原油の輸入量が増えている。

米製油所稼働率は73.1%まで上昇。依然として稼働率は低いが、コロナショック後の高水準を更新。米原油生産量は日量1110万バレルまで減少し、基調は引き続き下向き。


ニューヨーク金先物8月限はもみ合い、金8月限終値は1720.70ドル、1.20ドル安

ドル安に振れたが、米連邦公開市場委員会の発表前に利食い売りが出たことに上値を抑えられた。米連邦公開市場委員会で、2022年まで政策金利をゼロ付近で維持するとの見通しが示されると、ドル安に振れ、金の支援要因になった。