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6月17日

投資被害について

ニューヨークダウ526ドル高、5月小売売上高を好感

米国株式相場は続伸

ダウ平均は526.82ドル高の26289.98ドル、ナスダックは169.84ポイント高の9895.87ポイントで取引を終了した。
5月小売売上高が過去最大の伸びを記録したことや低コストの抗炎症薬でウイルス重症患者の生存率を高めることが明らかとなったほか、トランプ政権が1兆ドル規模のインフラ支出を検討しているとの報道が好感されて急伸して寄り付いた。その後、中国が感染の再燃でウイルス対策の水準を引き上げ、また、米国でもテキサス州やフロリダ州で感染者数や入院患者数の増加が伝えられると上げ幅を縮小した。しかし、パウエル米連邦準備制度理事会議長が上院銀行委での証言で、回復が軌道に乗るまでゼロ金利政策を維持する方針を繰り返したため引けにかけては再び上昇が加速する展開となった。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円31銭で引けた

米5月小売売上高や6月NAHB住宅市場指数が予想を上回ったため、米債利回り上昇に伴うドル買いが強まった。その後、中国がウイルス対策水準を引き上げたほか、全米でも感染件数の増加が報告されたほか、パウエル米連邦準備制度理事会議長が回復が軌道に乗るまでゼロ金利を維持する方針を繰り返したためドル買いは後退。


ニューヨーク原油先物7月限は続伸、原油7月限終値は38.38ドル、1.26ドル高

国際エネルギー機関が今年の需要見通しを上方修正したことや、5月の米小売売上高が急回復したことが好感された。

国際エネルギー機関は2020年の世界の需要見通しを前年比810万バレル減の日量9170万バレルと見通し、前回から日量50万バレル引き上げた。コロナショックを経て経済活動が比較的早期に再開されており、今年の石油需要は当初の想定ほど落ち込まない見通し。

3月、4月と急激に落ち込んだ米小売売上高は4855億ドルまで回復した。コロナショック前は5300億ドル付近で上昇基調にあったことからすると、喪失した消費の半分程度を取り戻しただけだが、急速に回復している。外出制限の緩和や政府からの現金給付、雇用回復が消費を押し上げている。

ただ、世界的に新型コロナウイルスの流行拡大が収まっておらず、景気見通しが引き続き不透明であることが上値を抑えた。中国の北京市ではすべての学校が閉鎖されているほか、一部の地域は封鎖されている。米国ではカリフォルニア州の新規感染者数の伸びが加速。フロリダ州やテキサス州、ノースカロライナ州でも引き続き流行している。


ニューヨーク金先物8月限は反発、金8月限終値は1736.50ドル、9.30ドル高

株高や好調な米小売売上高でリスク選好の動きとなったが、 パウエル米連邦準備制度理事会議長が議会証言で慎重な景気見通しを示したことが下支えとなった。また北朝鮮が南北共同連絡事務所を爆破し、朝鮮半島の行方も焦点である。