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6月19日

投資被害について

ニューヨークダウ39ドル安、労働市場の遅い回復やウイルス第2波を警戒

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は39.51ドル安の26080.10ドル、ナスダックは32.52ポイント高の9943.05ポイントで取引を終了した。
週次新規失業保険申請件数が予想を上回り、労働市場の回復が遅れるとの懸念が強まったほか、各州でウイルス感染者数が連日増加したため警戒感から、大きく下落して寄り付いた。6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や5月景気先行指数が予想を上回り、一時上昇に転じる局面もあったが、警戒感を払拭できず引けにかけて再び下落した。ハイテクは底堅く、ナスダック総合は上昇を維持。

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円97銭で引けた

米先週分新規失業保険申請件数が予想を上回ったため労働市場の回復が遅れるとの懸念でドル売りが優勢となった。その後、6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外に改善したほか、米5月景気先行指数も過去最大の伸びを記録したため、ドル売りは後退。


ニューヨーク原油先物8月限は反落、原油8月限終値は39.05ドル、0.84ドル高

石油輸出国機構加盟国と非加盟国による共同閣僚監視委員会のオンライン会合後に公表された声明文で、減産遵守率100%を目指した取り組みを続けることが表明され、供給過剰の解消期待が高まった。7月まで継続する予定となっている日量970万バレルの過去最大規模の減産を、8月以降も継続する可能性が意識されたことも支援要因。ロシアのノバク・エネルギー相は、世界の石油市場が均衡するのは早ければ数ヶ月以内との認識を示した一方で、今年終盤から来年初めにずれ込む可能性があると述べた。石油輸出国機構プラスの現行の合意に基づくと、8月から12月の減産規模は日量770万バレルまで縮小される。

6月の米ニューヨーク連銀製造業景況指数に続き、同月の米フィラデルフィア連銀景況指数が急回復したことも支援要因。フィラデルフィア連銀指数は景気判断の分岐点であるゼロを超え、+27.5まで急上昇した。現況指数が急回復しているうえ、期待指数が鮮明に上昇している。

世界的に新型コロナウイルスの流行が拡大を続けていることは重し。米ジョンズ・ホプキンス大学の調査によると、今週17日の新規感染者数は17万6000人増となり、パンデミック後の最高水準を塗り替えた。ブラジルやメキシコ、チリ、インド、パキスタンなどで感染者数の伸びが加速する傾向にある。米国ではテキサス州やカリフォルニア州の新規感染者数が過去最高水準を塗り替えた。フロリダ州でも感染拡大が続いている。


ニューヨーク金先物8月限は伸び悩み、金8月限終値は1731.10ドル、4.50ドル安

新型コロナウイルス感染の第2波に対する懸念が下支えとなったが、ドル高に上値を抑えられた。米新規失業保険申請件数は150万8000件と前週の156万6000件から減少したが、事前予想の130万件を上回った。