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6月24日

投資被害について

ニューヨークダウ131ドル高、米中貿易協定の続行で見通し改善

米国株式相場は続伸

ダウ平均は131.14ドル高の26156.10ドル、ナスダックは74.89ポイント高の10131.37ポイントで取引を終了した。トランプ政権が米中貿易第1段階貿易協定の続行を再確認したほか、クドロー国家経済会議委員長がウイルス感染第2波の兆候は見られず経済を再度封鎖する可能性を否定したため、景気回復期待が強まり大きく上昇して寄り付いた。さらに、ムニューシン米財務長官が真剣に追加救済策を協議しており7月にも可決されるとの見通しを示したことも好感された。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円53銭で引けた

欧州通貨高を受けたドル売り、米6月製造業購買担当者景気指数速報値が予想を下回り失望感からドル売りが優勢となったが、5月新築住宅販売件数や6月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回り、ドル売りは一段落した。


ニューヨーク原油先物8月限は反落、原油8月限終値は40.37ドル、0.36ドル安

ナバロ米大統領補佐官が中国との通商合意は終わったと発言したことが重しとなった。ナバロ氏はこの発言について文脈を無視して伝えられたと述べたほか、トランプ米大統領は通商合意は全く損なわれていないとし、今後も米中通商協議が続くことを示唆したが、11月の米大統領選に向けて米中対立が強まっていくことが警戒された。新型コロナウイルスのパンデミック後の協議継続は不透明であるとみられている。

米国ではカリフォルニア州やテキサス州、フロリダ州で新型コロナウイルスの新規感染者数の伸びが加速しており、感染拡大が収まっていない。米国全体としては経済活動が再開されており、石油需要は回復する方向にあるものの、主要国のなかでは唯一流行が悪化している。米国の累計感染者数は230万人超。

マークイットが発表した6月の購買担当者景気指数が急回復していることも支援要因だが、特に材料視されず。豪州や英国、ドイツ、フランスなどの景気見通しがやや好転している。購買担当者景気指数は国内総生産の先行指数。ただ、日本のサービス業購買担当者景気指数は反発したが、製造業購買担当者景気指数は一段と低下した。


ニューヨーク金先物8月限は続伸、金8月限終値は1782.00ドル、15.60ドル高

時間外取引では、ナバロ米大統領補佐官が「中国との通商合意は終わった」と発言したと報道され、米中関係が一段と悪化懸念がら買い優勢となった。トランプ米大統領は「中国との貿易合意は全く損なわれていない」とツイートしたが、金の堅調地合いは緩むことはなかった。

日中取引は新型コロナウイルス感染の第2波に対する警戒感や、ドル安から買いを集め、5月18日以来の高値となる1786.1ドルまで一段高となった。強気のテクニカル要因から利食い売りを吸収し、1780ドル台を維持して引けた。