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6月25日

投資被害について

ニューヨークダウ710ドル安、ウイルス感染拡大や欧米貿易戦争を警戒

米国株式相場は反落

ダウ平均は710.16ドル安の25445.94ドル、ナスダックは222.20ポイント安の9909.17ポイントで取引を終了した。
全米各地でウイルス感染者数が連日急増していることや米国が欧州連合と英国からの輸入品に対し新関税を検討しており欧米貿易戦争勃発への懸念が浮上した。国際通貨基金が世界、米国経済の見通しを一段と引き下げ、景気後退が深刻化する可能性を警告したため、大きく下落して寄り付いた。その後、ニューヨークなど北東部3州がウイルス感染急増地域からの訪問者に対して、14日間の隔離要請を発表したほか、携帯端末のアップルがヒューストンの7店舗を再び休業することを発表すると下げ幅を一段を拡大した。

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円05銭で引けた

欧州通貨安に伴うドル買いに加え、欧米の貿易戦争への懸念が浮上した。また、新型コロナウイルス感染の連日の急増や世界経済の見通しが下方修正されたため、質への逃避としてのドル買いが優勢となった。


ニューヨーク原油先物8月限は大幅続落、原油8月限終値は38.01ドル、2.36ドル安

中南米やインドなどで新型コロナウイルスの流行がさらに拡大していることが、世界経済や石油需要の回復見通しを曇らせている。インドは世界第3位の石油消費国。

世界最大の石油消費国である米国ではテキサス州やフロリダ州、カリフォルニア州で新規感染者数が急拡大しており、米国全体の新規感染者数の伸びも加速する傾向にある。感染拡大が抑制されているニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットの米東部3州は感染拡大地域からの移動に自己隔離を義務づけるなど、警戒感が再び高まっている。

米エネルギー情報局の週報で、原油在庫が3週連続で過去最高を更新したことも重し。熱帯性暴風雨「クリストバル」通過後の米原油生産量が増加したほか、サウジアラビアからの原油輸入量が高止まりしていることが原油在庫を押し上げた。米原油輸入量は、4月17日終了週に日量493万7000バレルまで減少した後に上向いている。米原油輸入量の4週間移動平均は日量655万6000バレルで推移。コロナショック後のガソリン需要は日量860万8000バレルまで一段と回復し、製油所における原油消費量は高まりつつあるが、原油在庫の取り崩しには至っていない。


ニューヨーク金先物8月限は反落、金8月限終値は1775.10ドル、6.90ドル安

新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念を受けて一代高値を更新したが、日中取引ではリスク回避のドル高を背景に利食い売りなどが出て上げ一服となった。米国で新型コロナウイルスの1日の感染者数が過去2番目の高水準となった。