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7月10日

投資被害について

ニューヨークダウ361ドル安、ウイルス感染収束の兆しなく見通し悪化

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は361.19ドル安の25706.09ドル、ナスダックは55.25ポイント高の10547.75ポイントで取引を終了した。
先週分の新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを好感し、上昇して寄り付き、ナスダック総合指数は一時過去最高値を更新した。しかし、フロリダ州での1日のウイルス感染者数が過去最多にのぼったとの報道などで景気回復見通しが一段と悪化しニューヨークダウは下落に転じた。最高裁がトランプ大統領の納税記録のニューヨーク大陪審への開示を認める判断が報じられたことも売り材料となった。しかし、引き続きハイテクが底堅く引けにかけて下げ幅を縮小。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円20銭で引けた

フロリダ州でのウイルス感染者数が過去最多と報じられると見通しが悪化し、警戒感からリスク回避の円買いが強まった。ただ、米国の週次新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数が予想以上に減少したことを受けてドル・円の下げ幅は縮小した。


ニューヨーク原油先物8月限は反落、原油8月限終値は39.62ドル、1.28ドル安

米国やインドなど石油の消費大国で新型コロナウイルスの流行が悪化していることが重しとなった。米国やインドでは一日あたりの新規感染者数が過去最多を更新し続けており、感染拡大に歯止めがかかっていない。経済活動の本格的な再開時期は不透明となっており、景気見通しを悪くしている。

6月のインドの燃料需要は前年比7.9%減となった。このうちガソリン需要は前年比13.5%減だった。新型コロナウイルスの流行を背景に経済活動が制限されており、石油需要を圧迫している。

来週に共同技術委員会や共同閣僚監視委員会など、主要産油国の会合を控えて調整売りが入った。現行の合意に基づくと、石油輸出国機構加盟国を中心とした産油国は来月から減産規模の縮小を開始し、日量200万バレル規模の増産を行う。ただ、ロシアは増産に前向きだが、サウジアラビアの態度は不明。


ニューヨーク金先物8月限は反落、金8月限終値は1803.80ドル、16.80ドル安

フロリダ州の死者と入院者数が過去最高となり、全米の新規感染者数が6万2000人を超えるなどし、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が強い。景気回復が失速するとの見方から株安に振れ、リスク回避のドル高となったことが金の圧迫要因になった。