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7月21日

投資被害について

ニューヨークダウ8ドル高、追加財政策への期待広がる

米国株式相場は上昇

ダウ平均は8.92ドル高の26680.87ドル、ナスダックは263.90ポイント高の10767.09ポイントで取引を終了した。
利益確定の売りが目立ち寄り付き後に一時大きく下げた。しかし、ウイルスワクチン開発の治験で良好な結果が発表されたほか、米国政府・議会が追加財政策の協議を開始したことが好感され上昇に転じた。ハイテク株の上昇がけん引する形で引けにかけては一段高となった。

20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円28銭で引けた

株安に連れて一時リスク回避の円買いが優勢となったが、米国政府と議会が追加財政支援策協議を開始、景気回復を支援する追加財政策への期待で底堅い展開となった。


ニューヨーク原油先物9月限はやや反発、原油9月限終値は40.92ドル、0.17ドル高

新型コロナウイルスのワクチン開発が前進していると伝わったことが相場を押し上げた。製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学が共同開発しているワクチンは、初期段階の治験で有望な結果を示した。米製薬大手ファイザーと独バイオNテックが開発するワクチンにも期待感が高まった。

欧州連合の首脳が協議している新型コロナ復興基金の協議がまとまり、景気回復期待が強まる見通しであることも支援要因。新型コロナ復興基金に関する協議は17日から開始されており、総額7500億ユーロに占める融資と補助金の割合を巡って対話が重ねられている。返済の必要のない補助金の規模が十分に小さくなれば、妥協案が合意に至るとみられている。

石油の消費大国である米国やインドで新型コロナウイルスの流行が依然として拡大しているほか、香港市民やウイグル人の人権を巡り中国と西側諸国の対立が深まりつつあることは上値を抑えた。米政府はウイグル族の弾圧を巡って中国の11の企業や団体に対する制裁を発表している。英国は香港との犯罪人引き渡し条約を停止した。


ニューヨーク金先物8月限は続伸、金8月限終値は1817.40ドル、7.40ドル高

欧州連合首脳会議で復興基金案の協議がまとまらず、ユーロ安となったことが圧迫要因となったが、欧州連合大統領が補助金部分の引き下げを提案すると、一部諸国が賛成に回り、合意期待が高まった。一方、株価は新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待感などを受けて堅調となった。