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8月25日

投資被害について

ニューヨークダウ378ドル高、新型コロナワクチンや治療薬への期待広がる

米国株式相場は続伸

ダウ平均は378.13ドル高の28308.46ドル、ナスダックは67.92ポイント高の11379.72ポイントで取引を終了した。
トランプ政権が新型コロナウイルス治療での血漿療法を緊急承認したほか、英アストラゼネカとオックスフォード大学が開発しているワクチンを大統領選前に承認・実用化することを検討しているとの報道を受けて、寄り付きから上昇した。フロリダ州の感染件数も6月中旬以来の低水準に改善するなどウイルス感染に鎮静化の傾向が見られることも好感され、終日堅調に推移した。

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円98銭で引けた

米7月シカゴ連銀全米活動指数が6月から低下したことを嫌って一時ドル売りが優勢となったが、米国食品医薬品局が新型コロナウイルス治療で血漿療法を緊急承認したほか、「トランプ政権は英国の英アストラゼネカとオックスフォード大学が開発しているワクチンを大統領選前の実用化を検討している」との報道を受けて景気見通しが改善。米債利回りは上昇に転じ、ドル買いが強まった。


ニューヨーク原油先物10月限は反発、原油10月限終値は42.62ドル、0.28ドル高

米ガルフに2つの熱帯性低気圧が連続して襲来することが予報されるなか、すでに石油生産施設の58%が閉鎖され、当面原油生産量の削減が予想されることに支援されたが、新型コロナウィルス感染懸念が根強く、過去の例のようにパニック的な買いにはつながらず下支え要因にとどまった。
値動きはこう着商状となり、日足ははらみ足。値幅は1ドルを大きく下回った。

10月限は、アジアの時間帯の時間外取引では、42ドル台前半で小幅なもみ合い。結局、その時に付けた42.23ドルがこの日の安値となった。そのあと欧州の時間帯から米国の時間帯にかけて、42ドル台後半まで上昇したが、高値も42.89ドルまでで、値動き幅はわずかに0.66ドルにとどまった。

米ガルフには、2つの熱帯性低気圧、「マルコ」と「ローラ」が発生している。マルコは一時ハリケーンに勢力を強めていたが、24日の朝現在、再び勢力を弱めて熱帯性低気圧となっており、ミシシッピ川デルタの南南東240キロの海上に位置し、時速時速19キロで西北西に進んでおり、25日にニューオーリンズ辺りに上陸して、テキサス州の方向に西進する見込みとされている。最大風速は秒速29メートル。
一方、ローラは現在、キューバ付近にあり、27日頃にニューオーリンズ付近に上陸して、ミシシッピ川を北進する見込みという。

この荒天により、米ガルフでは石油施設の操業停止を余儀なくされており、米安全環境執行局が23日発表したところによると、オフショア石油生産施設の約58%が閉鎖されて、日量約107万バレルの稼働が停止している。有人石油生産施設の643カ所のうち、114カ所で作業員が避難しているという。

先週末、リビア内戦で即時停戦が報道されたが、週明けは西部を拠点とする暫定政府の停戦申し入れを東部を拠点とする反体制派「リビア国軍」が拒否したことが報道された。


ニューヨーク金先物12月限は弱含み、金12月限終値は1939.20ドル、7.80ドル安

米食品医薬品局が、コロナ感染症治療での血漿治療法の緊急使用を許可し、株高に振れたことが圧迫要因になった。株高を受けてドルが買い戻されたことも金の下げ要因となった。