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8月27日

投資被害について

ニューヨークダウ83ドル高、パウエル米連邦準備制度理事会議長のハト派姿勢を期待

米国株式相場は上昇

ダウ平均は83.48ドル高の28331.92ドル、ナスダックは198.59ポイント高の11665.06ポイントで取引を終了した。
利益確定の売りでダウは下落して寄り付いたものの、全米で新型コロナウイルス感染件数が安定していることやワクチン開発でさらに前進した報道が好感され上昇に転じた。引き続きハイテクセクターに幅広く買いが広がったほか、明日予定されているカンザスシティ連銀主催の連邦準備制度理事会年次経済政策シンポジウムでのパウエル議長の講演で、追加緩和が示唆されるとの期待から、引けにかけて上昇幅を拡大した。S&P500指数とナスダック総合指数は共に過去最高値を更新した。

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円99銭で引けた

7月米耐久財受注速報値は市場予想を上回ったことから、ドル買いが優勢となった。その後、パウエル米連邦準備制度理事会議長のハト派講演を想定して、ドル・円は106円を下回った。


ニューヨーク原油先物10月限は下げ渋り、原油10月限終値は43.39ドル、0.04ドル高

大型ハリケーン「ローラ」によって米メキシコ湾岸の石油施設に被害が発生する見通しであることことが相場をやや押し上げた。「ローラ」の中心部は石油施設が集中するテキサス州やルイジアナ州の境界付近に上陸すると予報されている。

「ローラ」はハリケーンの勢力を示す5段階のカテゴリーのうち、上から2番目の強さであるカテゴリー4まで成長しており、甚大な被害が発生する公算。ただ、石油関連施設だけでなく地域経済に甚大な影響を及ぼす見通しであることから、コロナ禍にあえいでいる米経済をさらに圧迫し、景気回復が遅れることも警戒されており、需給面では強弱が対立している。

米エネルギー情報局が発表した週報が堅調な内容だったことも支援要因。製油所稼働率が82.0%まで、石油製品需要が日量1961万9000バレルまで回復し、それぞれコロナショック後の最高水準となった。このうちガソリン需要は日量916万1000バレルとほぼ前年並みの水準まで持ち直した。留出油の在庫は高止まりしているものの、過剰に積み上がった原油や石油製品の在庫は取り崩される方向にある。

世界的に新型コロナウイルスの流行が続いていることから景気見通しの不透明感が根強く、石油需要の下振れ懸念が拭えないことは上値を抑制した。米国の一日あたりの感染者数はピークアウトしているが、先週からの水準は4万人前後と依然として多い。


ニューヨーク金先物12月限は反発、金12月限終値は1952.50ドル、29.40ドル高

米国債の利回り上昇や強い米耐久財受注が圧迫要因になった。米耐久財受注は前月比11.2%増と前月の7.7%増から予想外に増加した。ただコア資本財受注の伸びが鈍化したことで設備投資の回復は緩やかになるとみられている。