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9月3日

投資被害について

ニューヨークダウ454ドル高、 パンデミックからの回復期待

米国株式相場は続伸

ダウ平均は454.84ドル高の29100.50ドル、ナスダックは116.78ポイント高の12056.44ポイントで取引を終了した。
8月ADP雇用統計が予想を下回ったものの、7月耐久財受注改定値や7月製造業受注が予想を上回り上昇して寄り付いた。さらに、連邦準備制度理事会が公表した地区連銀経済報告でペースは緩慢ながら全米の経済活動の拡大継続が確認されると、ウイルスパンデミックからの回復を期待し、引けにかけ上昇幅を拡大した。

2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円18銭で引けた

米8月ADP雇用統計が予想を下回ったため、ドル売りが優勢となったが、7月耐久財受注改定値や7月製造業受注は予想を上回ったことや、この日公表された米地区連銀経済報告で、全米の経済活動拡大が確認されドル買いが強まった。


ニューヨーク原油先物10月限は反落、原油10月限終値は41.51ドル、1.25ドル安

米エネルギー情報局が発表した週報で石油製品需要が落ち込んだことが重しとなった。ハリケーン「ローラ」の影響で製油所の稼働率が急低下し、石油製品需要は前週比で日量264万バレル減の同1697万9000バレルとなった。製油所稼働率は前週比5.3%減の76.7%。米エネルギー情報局週報では製油所から送り出した石油製品を需要として測定しており、天候要因で一部の製油所の操業が停止すると統計上は需要が減少することになる。

米エネルギー情報局週報では原油やガソリン、留出油の在庫が減少した。製油所への原油投入量が減少したことは在庫の押し上げ要因だが、原油生産量が日量970万バレルまで減少したことや、輸入が減少し輸出が増加したことは石油在庫の引き締まりにつながった。


ニューヨーク金先物12月限は下落、金12月限終値は1944.70ドル、34.20ドル安

8月の全米雇用報告が予想以下となり、労働市場の回復鈍化が示されたが、ドルを買い戻す動きが続き、金の圧迫要因になった。金は前日に2000ドル台を付け、達成感から利食い売りが出やすいことも下げ要因となった。