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9月23日

投資被害について

ニューヨークダウ140ドル高、良好な経済指標を好感

米国株式相場は反発

ダウ平均は140.48ドル高の27288.18ドル、ナスダックは184.84ポイント高の10963.64ポイントで取引を終了した。
9月リッチモンド連銀製造業指数が予想外に上昇、8月中古住宅販売件数も14年ぶり高水準に達し良好な経済指標を好感し、上昇して寄り付いた。欧州で広がっている新型コロナウイルス第2波への懸念が広がったものの、パウエル米連邦準備制度理事会議長やムニューシン財務長官が下院の証言で依然追加経済救済策が必要であると主張すると、引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円92銭で引けた

米国の9月リッチモンド連銀製造業指数が改善したほか、8月中古住宅販売件数は14カ月ぶりの高水準に達し、エバンス米シカゴ連銀総裁が「インフレ平均2%目標達成前の利上げも可能」としたことなどから、ドル買いが優勢となった。パウエル米連邦準備制度理事会議長とムニューシン米財務長官は「回復が予想を上回るとし、引き続き追加経済支援が必要」との考えを示したこともドルを支援した。


ニューヨーク原油先物11月限は小幅高、原油11月限終値は39.80ドル、0.26ドル高

英国やフランス、スペインなど欧州の一部の国が新型コロナウイルスの流行の第2波に見舞われており、回復している石油需要の減速が警戒されているものの、懸念は一方的に高まっていない。フランスのリヨンではイベントの人数制限が強化されたほか、スペインの一部では都市封鎖が再導入されたが、感染が拡大を続けても限定的な制限にとどまるとみられている。石油需要の回復見通しは腰折れしていない。

主要な米株価指数が反発したことは支援要因。週明けにかけての売りは続かず、S&P500は約1%の上げとなった。米国でも新型コロナウイルスの新規感染者数が再び上向く兆候があるが、あまり警戒されていない。

米週間石油在庫統計の発表を控えて買い戻しが入ったことは下値を支えた。米原油在庫の市場予想は前週比400万バレル減。ただ、ハリケーン「サリー」が米メキシコ湾岸に上陸したこともあって、今週発表分の内容には影響が現れる見通し。


ニューヨーク金先物12月限は小幅下落、金12月限終値は1907.60ドル、3.00ドル安

欧州の新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が残るなか、英国が制限措置を発表し、ドル高に振れたことが圧迫要因になった。ただ米連邦準備制度理事会の低金利長期化見通しなどが下支えとなり、1900ドル前後で下げ止まった。