9月24日
投資被害について
ニューヨークダウ525ドル安、ハイテクへの売り広がる
米国株式相場は反落
ダウ平均は525.05ドル安の26763.13ドル、ナスダックは330.65ポイント安の10632.98ポイントで取引を終了した。
良好な小売り決算や新型コロナウイルスワクチン実用化への期待感から上昇して寄り付いた。しかし、連邦準備制度理事会のパウエル議長が2日目となる下院特別委員会での証言でパンデミック危機からの回復が依然不透明だと懸念を再表明、投資家心理が悪化し下落に転じた。ハイテクの下落も手伝い引けにかけては下げ幅を拡大した。
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円39銭で引けた
米7月連邦住宅金融局住宅価格指数や9月製造業購買担当者景気指数速報値の改善を好感して、債券利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。
ニューヨーク原油先物11月限は小幅高、原油11月限終値は39.93ドル、0.13ドル高
米エネルギー情報局が発表した週報で原油や石油製品の在庫が減少したことが相場を支えた。夏場にかけてのドライブシーズンで米国のガソリン需要はピークアウトしており、コロナショック後の石油製品需要の回復は頭打ちとなっているが、石油製品需要は前週比で日量141万2000バレル増の同1843万9000バレルと底堅かった。ハリケーン「サリー」の影響で米原油生産量は前週比・日量20万バレル減の同1070万バレルとなった。製油所稼働率は前週の75.8%から74.8%まで低下。
英国やフランス、スペインなど主要国の一部で新型コロナウイルスの流行の第2波が確認されていることは重し。石油需要の回復見通しを曇らせている。英国では1日あたりの新規感染者数が5000人近くに達し、第1波のピークに近づきつつある。
ノルウェーの海上油田の労働者が、来週30日からストライキを計画していることは支援要因。ストライキは給与交渉の結果次第。
ニューヨーク金先物12月限は大幅続落、金12月限終値は1868.40ドル、39.20ドル安
各国の総合購買担当者景気指数が低下し、景気の先行き懸念から株安となり、リスク回避のドル高となったことが圧迫要因になった。製造業が回復したが、新型コロナウイルスの感染拡大でサービス部門が落ち込んだ。