9月25日
投資被害について
ニューヨークダウ52ドル高、良好な住宅指標を好感
米国株式相場は反発
ダウ平均は52.31ドル高の26815.44ドル、ナスダックは39.28ポイント高の10672.27ポイントで取引を終了した。
トランプ大統領は大統領選に敗退した場合には、法廷闘争に持ち込み速やかな政権移行に抵抗する可能性を警告したことや、新規失業保険申請件数が前週から予想外に増加したことを嫌気し下落して寄り付いた。しかしながら、マコネル共和党上院院内総務が11月3日の選挙における勝者が来年1月20日大統領に宣誓就任し、「政権は整然と移行される」とツィートすると警戒感が後退したほか、8月新築住宅販売件数が減少予想に反し14年ぶり高水準になったことなどが好感され、上昇に転じた。ペロシ下院議長が小規模の財政策に取り組む方針を示すと追加財政策への期待が再燃したほか、主要ハイテクに買い戻しも広がり、底堅い展開となった。
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円43銭で引けた
米先週分新規失業保険申請件数が予想外に前週から予想外に増加したことに失望したドル売りが優勢となったのち、8月新築住宅販売件数が減少予想に反し増加し14年ぶり高水準になったことを好感したドル買いが強まった。民主党のペロシ下院議長が小規模の財政策を検討する考えを示したことも追加経済救済策への期待を強めドルを支えた。
ニューヨーク原油先物11月限は続伸、原油11月限終値は40.31ドル、0.38ドル高
主要国の一角が新型コロナウイルスの再流行に見舞われていることが需要下振れ懸念を高めている一方で、米国の需給が改善を続けていることが相場を支えた。前日の米エネルギー情報局の週報では、過剰在庫の取り崩しが続いた。
米石油大手コノコフィリップスは世界の石油需要が従来の日量1億バレルに回帰し、拡大を続けるとの認識を示した。英石油大手BPは需要がパンデミック前の水準に戻ることはないかもしれないとの見通しを示している一方で、コノコフィリップスは楽観的。
欧州では新型肺炎の再流行が拡大している。フランス当局は新型ウイルスの感染者数が過去最多の1万6096人増となったと発表した。米ジョンズ・ホプキンス大学の調査によると、23日の英国の感染者数は6000人超となり、第1波の水準を越えて過去最多となった。ただ、英国でもフランスでも死者数は目立って増えていない。
ニューヨーク金先物12月限は小幅高、金12月限終値は1876.90ドル、8.50ドル高
ドル高が圧迫要因になったが、好調な米新築一戸建て住宅販売戸数を受けて株高に振れると、ドル高が一服し、金の下支え要因になった。また米議会で追加経済対策の協議が再開されるとの期待感も株高要因となった。ただ欧州の新型コロナウイルス感染の第2波に対する警戒感も強く、株高が一服すると、金の上値が抑えられた。