10月2日
投資被害について
ニューヨークダウ35ドル高、追加経済救済策の交渉睨む展開
米国株式相場は続伸
ダウ平均は35.20ドル高の27816.90ドル、ナスダックは159.00ポイント高の11326.51ポイントで取引を終了した。
追加経済救済策の合意期待に加え週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少し3月来の低水準となったため大きく上昇して寄り付いた。しかし、9月米供給管理協会製造業景況指数が予想を下回ったほかムニューシン財務長官と民主党のペロシ下院議長の交渉継続も合意の発表がなく失望感から一時下落に転じる局面もあったが強いハイテクが下支えとなり総じて堅調に推移。
1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円56銭で引けた
米追加パンデミック経済救済策の合意期待や週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、経済封鎖前以来の低水準となったことから、ドル買いが一時強まった。ただ、9月米供給管理協会製造業景況指数は市場予想を下回ったことや、ムニューシン米財務長官と民主党のペロシ下院議長の交渉継続も合意成立なく、失望感からドルは伸び悩んだ。
ニューヨーク原油先物11月限は大幅下落、原油11月限終値は38.72ドル、1.50ドル安
新型コロナウイルスの再流行が重しとなった。スペインの首都マドリードでは近日中に都市封鎖が再導入される見通し。フランスではコロナ警戒レベルが引き上げられており、来週には首都パリ付近のレストランやバーが営業停止となる可能性が高まっている。英国でも感染者数が再び急増しているが、ユースティス英環境相は全土の都市封鎖を回避する意向を示している。一日あたりの新規感染者数が増加しているロシアでは、モスクワ市長が企業に対して一部の従業員の在宅勤務を要請した。
米国で追加景気対策が合意に至っていないことも重し。民主党のペロシ下院議長は協議に望みはあると語ったが、共和党との溝は埋まっておらず、合意は実現していない。
石油輸出国機構が増産していることも圧迫要因。減産目標を課されていないイランやリビアの生産が上向いている。ロイター通信の調査によると、輸出が再開したリビアの生産量は日量27万バレルまで増えた。
ニューヨーク金先物12月限は反発、金12月限終値は1916.30ドル、20.80ドル高
米国の追加経済対策の合意期待を受けて株高からリスク選好のドル安にとなったことが支援要因になった。ただペロシ米下院議長が合意にかなり懐疑的と伝えられると、株高が一服し、リスク選好の動きが一服したことに上値を抑えられた。