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10月21日

投資被害について

ニューヨークダウ113ドル高、大統領選前の経済対策合意に期待広がる

米国株式相場は反発

ダウ平均は113.37ドル高の28308.79ドル、ナスダックは37.61ポイント高の11516.49ポイントで取引を終了した。
9月住宅着工件数の増加を好感し寄り付き後上昇した。民主党のペロシ下院議長が追加経済対策を巡りトランプ政権と大統領選挙前の合意の期限である本日中の合意に楽観的な見解を示すと上げ幅を拡大した。

20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円50銭で引けた

米9月住宅着工件数と建設許可件数は市場予想を上回ったことから、ドル買いが優勢となった。ただ、追加経済対策を巡り大統領選挙前の合意期限を控えてドル上昇は限定的となった。


ニューヨーク原油先物12月限は強含み、原油12月限終値は41.70ドル、0.64ドル高

米国の追加景気対策の合意期待が高まったことが相場を押し上げた。民主党のペロシ下院議長がホワイトハウスとの協議が進展していると述べたほか、今後についても楽観的であると語った。トランプ米大統領は民主党が要求している2.2兆ドル規模以上の法案を受け入れる考えであると表明し、包括的な法案を拒否し、小規模な対策を支持している共和党からの賛同を得る考えであると述べた。コロナショック後の米経済は回復軌道にあるものの、回復ペースは遅く、追加の景気支援策を望む声は根強い。

米ジョンズ・ホプキンス大学の調査によると、全世界の一日あたりの感染者数は44万人近くまで膨らみ、過去最多を更新した。ロシア、スペイン、フランス、ドイツ、イタリア、英国で感染者数が急拡大する傾向にある。スイス製薬大手ロシュのシュバン最高経営責任者は、年内にワクチンが広く行き渡ると考えるのは非現実的であると指摘した。現実的に入手可能となるのは来年後半であるとの見通しを示している。

ロシアのノバク・エネルギー相は、従来の合意に沿って来年から減産規模を縮小することを支持している一方、関係筋の話としてロシアは減産継続を支持する可能性があると伝わった。新型肺炎が再流行しており、ロシアは現行の生産水準を維持することに同意する余地があるという。


ニューヨーク金先物12月限は小幅高、金12月限終値は1915.40ドル、3.70ドル高

米国の追加経済対策の協議の期限を20日に控えるなか、方向性を模索する動きとなった。トランプ米大統領が民主党の法案を受け入れるとし、合意に対する楽観的な見方からドル安・株高となったことが支援要因になった。