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10月22日

投資被害について

ニューヨークダウ97ドル安、与野党の経済対策交渉を睨む展開

米国株式相場は反落

ダウ平均は97.97ドル安の28210.82ドル、ナスダックは31.80ポイント安の11484.69ポイントで取引を終了した。
追加財政策を巡るムニューシン財務長官と民主党のペロシ下院議長の交渉を睨んだ展開となった。クドロー国家経済会議委員長が交渉進展に楽観的見方を示したほか、ペロシ議長も大統領選前の合意に前向きな見方を示し一時大きく上昇した。しかし、メドウズ大統領首席補佐官がまだ多くの相違が見られると慎重な見解を示すと引けにかけて下落する展開となった。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円59銭で引けた

対欧州通貨中心での動きに連れたドル売りや追加経済対策交渉をにらんでドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物12月限は反落、原油12月限終値は40.03ドル、1.67ドル安

米エネルギー情報局が発表した週報で需要が減少したことが重しとなった。石油製品需要は日量1811万2000バレルと、前週から同136万3000バレル減少した。需要が下振れしたことで、新型コロナウイルスの再流行に対する警戒感が高まっている。米国では一日あたりの感染者数が7月のピークに接近しつつある。欧州では再流行が顕著で、英国やフランス、スペイン、イタリアでは新規感染者数の伸びは第1波の当時よりも深刻。

米エネルギー情報局週報では、原油生産量が日量990万バレルまで減少。製油所稼働率は72.9%まで低下した。今月、米メキシコ湾岸を襲ったハリケーン「デルタ」の影響が残っているもようで、需要も含めて全体的に数値の振れ幅が大きい。原油や石油製品の在庫は13億9510万3000バレルまで減少し、5月以来の低水準となった。コロナショック後の需要回復が足踏みしている一方で、供給も限られており、過剰在庫の解消が続いている。

米国の追加景気対策が合意に向かっていると期待されてることは下支え要因。メドウズ米首席補佐官は、今週中に包括的な景気対策法案を取りまとめることが目標であると述べた。クドロー米国家経済会議委員長は「追加経済対策は合意に近づいている」との認識を示したほか、ペロシ米下院議長は「追加経済対策の合意の見込みはあると考えている」と発言した。


ニューヨーク金先物12月限は強含み、金12月限終値は1929.50ドル、14.10ドル高

米国の追加経済対策の協議が継続され、合意期待からリスク選好のドル安となったことが支援要因になった。米国家経済会議のクドロー委員長は、協議について、「晴れ晴れしく楽観的」との見方を示した。