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10月29日

投資被害について

ニューヨークダウ943ドル安、欧米のコロナウイルス再流行を警戒

米国株式相場は下落

ダウ平均は943.24ドル安の26519.95ドル、ナスダックは426.48ポイント安の11004.87ポイントで取引を終了した。
欧米で新型コロナウイルスの流行が再拡大しており、欧州最大経済のドイツや第2位のフランスがパンデミック対策で規制を再び強化したため世界経済の見通しが悪化し寄り付きから下落した。大統領選への不透明感も手伝い投資家が保有株を手仕舞う動きに拍車がかかり終日軟調推移となった。

28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円33銭で引けた

欧米の新型コロナウイルス感染者数の急増で規制強化による世界経済の悪化懸念にリスク回避の円買いが優勢となった。


ニューヨーク原油先物12月限は大幅安、原油12月限終値は37.39ドル、2.18ドル安

欧州を中心として新型コロナウイルスの再流行が顕著となっており、フランスやドイツで全土での都市封鎖が再び行われる方向にあることから、石油需要が減少する見通しとなっている。報道によるとドイツでは来週から制限措置を強化し、レストランやバーに一ヶ月程度の休業要請が行われるもよう。フランスのマクロン大統領は必要不可欠な店舗以外の閉鎖を指示し、全国規模での都市封鎖を再び行う意向を示した。

米エネルギー情報局の週報で原油在庫が増加したことも重し。ハリケーン「デルタ」が通過し、米原油生産量が日量1110万バレルまで回復したことが在庫を押し上げた。製油所稼働率も74.6%まで上向いたが、原油投入量の増加は限定的。ただ、米国でも新型コロナウイルスの再流行が危惧されているが、石油製品需要は日量1963万1000バレルと、コロナショック後の最高水準となった。留出油に含まれる燃料油の需要が一段と回復したことが全体を押し上げた。夏場の需要期が終了した後、ガソリン需要に目立った変動はみられない。ガソリン需要の4週間平均は日量857万6000バレルで推移している。

カテゴリー2のハリケーンとなった「ゼータ」が米ルイジアナ州ニューオリンズ付近に向かっていることは下支え要因。「デルタ」通過後に回復した米原油生産量は再び減少している。米内務省安全環境執行局によると、海上油田の67%が生産を停止しており、日量123万バレルの減産となっている。


ニューヨーク金先物12月限は反落、金12月限終値は1879.20ドル、32.70ドル安

欧州の新型コロナウイルスの感染再拡大で制限措置が再導入され、リスク回避の動きとなったことが圧迫要因になった。ドイツは部分的な都市封鎖措置を実施すると発表した。フランスでも全国的な都市封鎖を実施すると発表しており、景気の先行き懸念が強まった。