11月4日
投資被害について
ニューヨークダウ554ドル高、大統領選への不安が後退
米国株式相場は続伸
ダウ平均は554.98ドル高の27480.03ドル、ナスダックは202.96ポイント高の11160.57ポイントで取引を終了した。
大統領選を迎え速やかに結果が判明し不透明感が払しょく、いずれ追加経済対策の協議が再開するとの期待に寄り付き後大きく上昇した。民主党優勢との見方も多く、大規模な経済対策への期待に終日堅調推移となった。
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円49銭で引けた
米大統領選挙を控えて不透明感の払しょくや追加経済対策の交渉の再開を期待したリスク選好の円売りが優勢となった。
ニューヨーク原油先物12月限は続伸、原油12月限終値は37.66ドル、0.85ドル高
米大統領選でバイデン氏の勝利が見通されているなかで金融市場全体がリスク選好の動きとなり、原油も上昇した。期日前投票が1億票を超えたと報道されているものの、投票結果は拮抗せずに短期間で勝敗が判明することが期待されている。
石油輸出国機構やロシアが来年からの減産強化について検討していると伝わったことは支援要因。欧州を中心に新型コロナウイルスが爆発的に再流行していることが背景。現行の日量770万バレルの減産目標を来年も維持し、増産を回避するだけでは相場を支えられないと懸念されているもよう。欧州を中心に都市封鎖が再び行われており、経済活動が抑制されていることから、増加が一巡している世界的な過剰在庫は再び積み上がる見通し。
石油輸出国機構加盟国のリビアの生産量が一段と回復していることも重し。日量で約85万バレルまで回復したもよう。リビア国営石油会社によると、今月中に日量100万バレルの大台まで増加する見通し。
ニューヨーク金先物12月限は続伸、金12月限終値は1910.40ドル、17.90ドル高
米大統領選で民主党優勢が伝えられるなか、リスク選好の株高・ドル安となったことが支援要因になった。米上院選でも民主党が過半数を獲得するとの見方が出ている。