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11月5日

投資被害について

ニューヨークダウ367ドル高、権力分立の可能性で安心感

米国株式相場は続伸

ダウ平均は367.63ドル高の27847.66ドル、ナスダックは430.21ポイント高の11590.78ポイントで取引を終了した。
大統領選の行方は不明だが、共和党が上院過半数を維持する可能性が強まったため、最終的にバイデン氏が勝利した場合でも民主党が提示している増税や規制強化は大きく進展しないとの期待が強まり、寄り付き後から大きく上昇した。連邦公開市場委員会の開催を受け、連邦準備制度理事会が当面、大規模緩和を維持するとの思惑やマコーネル上院院内総務が追加経済策を年内に取り組む姿勢を示したことも支援し終日堅調推移となった。

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円49銭で引けた

米10月ADP雇用統計や10月米供給管理協会非製造業景況指数が予想を下回ったため、ドル売りが優勢となったが、株高に連れたリスク選好の円売りに下げ止まった。


ニューヨーク原油先物12月限は大幅続伸、原油12月限終値は39.15ドル、1.49ドル高

米大統領選が大接戦となっているなかで米株式市場が上昇したことが原油市場を押し上げた。勝者がどちらであろうとも、前例のない金融緩和を背景とした流動性相場のなかでリスク資産に資金流入が続くと期待されている。

ただ、開票作業が続くなかでトランプ陣営がミシガン州に対して開票停止を求めて訴訟を起こしたほか、ペンシルベニア州に対する法的措置も表明しており、最終的に決着する見通しは立っていない。開票作業が続く激戦州ではネバダ州とミシガン州でバイデン氏の優勢が伝えられており、両州の選挙人をバイデン氏が獲得すると過半数の270人に達する見通し。

米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫が減少したことは支援要因。ハリケーンによって米原油生産量が日量1050万バレルまで減ったほか、製油所稼働率は75.3%まで上向き、在庫の取り崩しにつながった。ただ、石油製品需要は日量1836万2000バレルまで減少し、4週間移動平均と比較するとやや低調だった。

石油輸出国機構やロシアが減産強化を検討していることも買い手がかり。新型コロナウイルスの再流行を背景とした都市封鎖で石油需要は下振れしており、主要産油国が再び減産に舵を切る可能性が高まっている。石油輸出国機構プラスの現在の減産目標は日量770万バレル。


ニューヨーク金先物12月限は反落、金12月限終値は1896.20ドル、14.20ドル安

米大統領選で民主党圧勝の見方が出ていたが、トランプ米大統領がフロリダ州で勝利するとトランプ氏優勢の見方に転じた。ただ接戦となったことから、金の戻りは限られ、上げ一服となった。