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11月10日

投資被害について

ニューヨークダウ834ドル高、新型コロナワクチン開発進展で景気見通し改善

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は834.57ドル高の29157.97ドル、ナスダックは181.45ポイント安の11713.78ポイントで取引を終了した。
米大統領選の結果に目処がつき不透明感が一段と後退したほか、新型コロナワクチン開発で大きな前進が見られ、実用化期待に景気見通しが大きく改善し寄り付きから大きく上昇。ハイテク株から景気循環株へのポートフォリオの移行が目立ちダウ平均株価は日中取引で過去最高値を更新した。一方、ナスダック総合指数は下落。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円37銭で引けた

米製薬大手ファイザーはドイツのビオンテックと共同開発中の新型コロナウイルスワクチンの最終治験で、感染、発症を防ぐ有効性が90%以上と発表、11月中に米食品医薬品局に緊急使用許可申請すると報じられ景気見通しが大幅改善し、米国債相場が急落。米債利回りの急伸に伴うドル買い、リスク選好の円売りに拍車がかかった。


ニューヨーク原油先物12月限は大幅反発、原油12月限終値は40.29ドル、3.15ドル高

米製薬大手ファイザーが独ビオンテックと共同開発している新型コロナウイルスのワクチン候補が90%を超える確率で感染を防いだことが好感された。ファイザーが暫定結果として発表した。高齢者に対する有効性など詳細な結果はまだ判明していないほか、7月に始まった治験の2回目のワクチン接種がごく最近だったことなど、データはまだまとまっていないが、安全性の確認が終われば、月内にも米食品医薬品局に緊急使用許可の申請を行う。これまでの治験参加者で重症者は一人も発生していない。

混乱した米大統領選後、バイデン氏が勝利宣言を行い、金融市場がリスク選好的な雰囲気に包まれたことも支援要因。トランプ米大統領は敗北を認めていないものの、混乱が長引かなかったことが好感された。米上院の最終的な議席がまだ判明していないが、来年1月のジョージア州の決選投票で共和党が有利とみられていることは増税懸念を抑制している。


ニューヨーク金先物12月限は大幅安、金12月限終値は1854.40ドル、97.30ドル安

米大統領選で勝者が確定したとの見方からリスク選好の動きとなった。一方、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスのワクチン開発進展で株価が急伸すると、米国債の利回り上昇を受けてドル高に転じ、金の利食い売りが出た。