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11月11日

投資被害について

ニューヨークダウ262ドル高、景気循環株への移行続く

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は262.95ドル高の29420.92ドル、ナスダックは159.93ポイント安の11553.86ポイントで取引を終了した。
新型コロナワクチンや治療薬開発期待を受けた景気見通しの改善で連日、ハイテク株から景気循環株に買い換える動きが続いた。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円24銭で引けた

米国の9月求人労働異動調査求人件数の増加で米債利回りの上昇に伴うドル買いが続いたのち、対欧州通貨でのドル売りの流れを意識してドルは伸び悩んだ。


ニューヨーク原油先物12月限は続伸、原油12月限終値は41.36ドル、1.07ドル高

米製薬大手ファイザーが独ビオンテックと共同開発している新型コロナウイルスのワクチン候補の接種が近々始まる可能性があることが相場を押し上げた。このワクチンによって効果が得られる期間などまだ不明な部分は多いものの、経済活動の正常化が期待されている。国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は来週中には緊急使用許可が下りる可能性が高いと述べた。アザー米厚生長官によると、ファイザーのワクチンは早ければ11月下旬に2000万単位で提供可能になるという。

月末の石油輸出国機構総会で、来年から再び減産が強化される可能性があることも支援要因。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は、主要産油国の政策を調整する用意があることを示唆している。ファイザーのワクチンが期待されているとはいえ、都市封鎖で欧州の石油需要は落ち込んでおり、需要がさらに下振れするリスクがある。

米ジョンズ・ホプキンス大学の調査によると、米国の感染者数は一日あたり10万人超増加し続けており、感染拡大に歯止めがかかっていない。米大統領選の混乱が始まりそうな気配があることも潜在的な圧迫要因。


ニューヨーク金先物12月限は反発、金12月限終値は1876.40ドル、22.00ドル高

新型コロナウイルスのワクチン開発進展も、緩和的な金融政策や景気刺激策が続くことでドル安が再開したことが支援要因になった。米ファイザーのワクチン候補に対して専門家は、安全性や有効期間は不明とし、疑問が残るとしており、当面は治験の結果を待つことになりそうだ。