11月12日
投資被害について
ニューヨークダウ23ドル安、買い替えの動きが一服
米国株式相場はまちまち
ダウ平均は23.29ドル安の29397.63ドル、ナスダックは232.57ポイント高の11786.43ポイントで取引を終了した。
全米での新型コロナ感染者数が今月に入り急増を続けており、ニューヨーク州も外出禁止令を発令するなどワクチンや治療薬開発期待が相殺され、引けにかけて下落した。ハイテク株は買い戻しが広がり、ナスダック総合指数は上昇。
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円44銭で引けた
新型コロナワクチン開発進展で景気見通し改善に伴うドル買いは継続。米ドル高・欧州通貨安を意識したドル買い・円売りも観測された。
ニューヨーク原油先物12月限は下げ渋り、原油12月限終値は41.45ドル、0.09ドル高
新型コロナウイルスのワクチン開発が前進しており、米ファイザーや独ビオンテックのワクチン候補の供給が年内にも始まる可能性があることが引き続き相場を押し上げた。ただ、今週に入って上値を伸ばした反動で、高値からは押し戻されて引けた。本日がベテランズデーで、普段よりも市場参加者が限定されていることも値動きを限定した。
新型コロナウイルスの再流行を背景に石油輸出国機構が月報で需要見通しを下方修正したことは重し。今年10-12月期の需要見通しは日量119万バレル引き下げられ、同9367万バレルとされた。来年1-3月期や4-6月期、10-12月期も引き下げられている。ただ、来年7-9月期の需要見通しはわずかに上方修正されたが、ほぼ据え置き。
今月30日に行われる石油輸出国機構総会で減産合意が示唆されていることは支援要因。従来の合意では来年から日量200万バレルほど増産する予定だったものの、新型肺炎の再流行で主要産油国は軌道修正を迫られている。
ニューヨーク金先物12月限は反落、金12月限終値は1861.60ドル、14.80ドル安
欧州時間からのドル高が圧迫要因になった。新型コロナウイルスのワクチン開発進展に加え、ラガルド欧州中央銀行総裁の発言で景気回復期待が強いことも下げ要因となった。