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11月17日

投資被害について

ニューヨークダウ470ドル高、新型コロナワクチンの実用化期待に見通し改善

米国株式相場は続伸

ダウ平均は470.63ドル高の29950.44ドル、ナスダックは94.84ポイント高の11924.13ポイントで取引を終了した。
新型コロナウイルスの来年に向けたワクチン実用化が現実味を帯び、見通しが改善し寄り付きから大きく上昇した。バイデン氏が議会は速やかにパンデミック経済救済策を成立させる必要があると主張したことも後押しし、終日堅調推移となった。ダウ平均株価指数は日中取引で史上最高値更新。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円57銭で引けた

米国の製薬会社ファイザーに続き、米バイオのモデルナが同社開発の新型コロナウイルスワクチンを巡る大規模な第3治験で94.5%の有効性が確認されたとの暫定分析結果を発表し、ワクチン実用化によるすみやかな景気回復への期待でリスク選好の円売りが優勢となった。その後発表された米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数は予想外に下落すると、ドル売りが再燃した。


ニューヨーク原油先物12月限は反発、原油12月限終値は41.34ドル、1.21ドル高

米製薬会社モデルナが開発している新型コロナウイルスのワクチンが有効な結果を示したことが相場を押し上げた。米ファイザーと独ビオンテックのワクチンに続き、経済活動の正常化に向けた期待感が高まった。米モデルナは最終段階となる第3段階の臨床試験を行っており、暫定的なデータはかなりの有効性を示した。近々、米食品医薬品局に緊急使用許可を申請する見通し。

今週の石油輸出国機構プラスの共同閣僚監視委員会で、増産の見送りが勧告される可能性が高いことも支援要因。ロイター通信が報じた関係筋の発言によると、16日の共同技術委員会で大半の産油国が現状の減産目標を来年1~3月期も維持することを支持したもよう。完全に産油国の意見がまとまったわけではないようだが、17日の共同閣僚監視委員会で正式な発表が行われる見通し。

石油輸出国機構プラスの現在の減産目標は日量770万バレル。従来の合意では来年1月から日量200万バレル増産する計画だったが、新型コロナウイルスの再流行で需要が減少しており、計画の修正が必要となった。石油輸出国機構総会は今月30日、石油輸出国機構プラスの総会が来月1日に行われる。


ニューヨーク金先物12月限はもみ合い、金12月限終値は1887.80ドル、1.60ドル高

バイオ医薬大手の米モデルナは、新型コロナウイルス感染症ワクチンの後期臨床試験で94.5%の効果が確認されたとする暫定結果を発表した。米製薬大手ファイザーも開発中のワクチンの有効率が90%を超えたと発表しており、景気回復期待が金の圧迫要因になった。ただ11月のニューヨーク連銀製造業業況指数は6.3と前月の10.5から予想外に低下した。事前予想は12.75。欧米では新型コロナウイルスの感染急増で制限措置が再導入されており、欧州中央銀行や米連邦準備制度理事会の量的緩和が続くことが下支えになった。