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11月18日

投資被害について

ニューヨークダウ167ドル安、小売売上高が予想以上に鈍化

米国株式相場は反落

ダウ平均は167.09ドル安の29783.35ドル、ナスダックは24.79ポイント安の11899.34ポイントで取引を終了した。
10月小売売上高が予想以上に鈍化し6カ月ぶりの低い伸びに落ち込んだため失望感が広がったほか、アマゾンの参入を嫌気してドラッグストアを中心に売りが広がり寄り付きから下落した。パウエル米連邦準備制度理事会議長が短期見通しのリスク上昇を警告したことも手伝い終日軟調推移となった。

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円19銭で引けた

10月米小売売上高が予想を下回る伸びにとどまり、利回り低下に伴うドル売りが強まった。米連邦準備制度理事会のパウエル議長が、「今後数カ月の回復には著しい下方リスクがある」と警告したため上値の重い展開が続いた。


ニューヨーク原油先物1月限は下げ渋り、原油1月限終値は41.65ドル、0.08ドル高

開発中の新型コロナウイルスのワクチンが米国でまもなく緊急使用許可を得て供給が始まり、経済活動が正常化することが期待されている。米国では一日あたりの感染者数の伸びが加速する傾向にあり、ワクチンが待ち望まれている。欧州の一部の国では都市封鎖が行われているものの、感染者数の拡大は十分に抑制されていない。

石油輸出国機構プラスが来年1月からの増産を見送る見通しであることも支援要因。従来の合意では現行の減産目標である日量770万バレルを同570万バレルまで縮小し、同200万バレル増産する予定だったが、新型コロナウイルスの再流行で産油国は合意の修正を迫られている。

ただ、17日の共同閣僚監視委員会で正式な勧告は見送られた。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は「グループとして市場が否定的に反応する口実を与えたくない」と語った。最終的な合意内容は今月30日の石油輸出国機構総会や、翌1日の石油輸出国機構プラスの総会後に発表される見通し。


ニューヨーク金先物12月限は伸び悩み、金12月限終値は1885.10ドル、2.70ドル安

10月の米小売売上高は前月比0.3%増と事前予想の0.5%増を下回った。ドル安に振れ、金の支援要因になった。ただ景気の先行き懸念から株安となり、リスク回避のドル高に転じると、金は上げ一服となった。米連邦準備制度理事会のパウエル議長は、新型コロナウイルス感染の急拡大は米景気回復に対する大きな懸念との見方を示した。