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12月4日

投資被害について

ニューヨークダウ85ドル高、雇用関連指標の改善を好感

米国株式相場は上昇

ダウ平均は85.73ドル高の29969.52ドル、ナスダックは27.82ポイント高の12377.18ポイントで取引を終了した。
週次新規失業保険申請件数が前回から予想以上に減少したことを好感し寄り付き後上昇した。民主党のペロシ下院議長と共和党のマコーネル上院院内総務が追加経済対策を巡り交渉を再開したとの報道を好感した買いも強まり、上げ幅を拡大。ナスダック総合指数は史上最高値を更新した。引けにかけて、製薬会社のファイザーがワクチンの調達に関する問題で年内の供給目標を引き下げたとの報道が嫌気され上げ幅を縮小。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円84銭で引けた

11月米供給管理協会非製造業景況指数が低下したことを嫌って、ドル売りが優勢となった。その後、「追加経済対策で民主党ペロシ下院議長と共和党マコーネル上院院内総務が交渉再開」との報道を受けて、ドルは下げ止まった。


ニューヨーク原油先物1月限は強含み、原油1月限終値は45.64ドル、0.36ドル高

石油輸出国機構加盟国を中心とした石油輸出国機構プラスが来年1月から日量50万バレルを増産することで合意し相場を押し上げた。1月の減産目標は日量720万バレルとなる。石油輸出国機構プラスはコロナショックで過去最大となる日量1000万バレル規模の減産を実施した後、減産目標を縮小し出口戦略を進めているが、今回は小幅な増産にとどまった。日量50万バレルであれば吸収可能とみられている。

ただ、1月以降の減産目標については合意できておらず、毎月会合を行ったうえで生産枠を決定する。月次の増産幅は日量50万バレルを超えない見通し。新型コロナウイルスのワクチン接種が始まるなかで増産を望む産油国が増加しており、ロシア、イラク、ナイジェリア、アラブ首長国連邦が増産に関心を示したと伝わっている。

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は石油輸出国機構プラスの閣僚会議の議長としての役割を継続することを受け入れた。今回協議が難航したなかで、同エネルギー相は共同閣僚監視委員会の共同議長を辞めると申し出たとの報道があった。


ニューヨーク金先物2月限は続伸、金2月限終値は1841.10ドル、10.90ドル高

11月の中国の財新サービス業購買担当者景況指数が事前予想を上回ったことや、英国と欧州連合が通商協定で合意するとの期待から、リスク選好のドル安となった。一方、11月の米供給管理協会非製造業総合指数は55.9と、6カ月ぶりの低水準を付けた。新型コロナウイルスの感染拡大で景気回復が失速したが、ワクチン開発進展から楽観見通しが強く、ドル安の見方から押し目は買われた。