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12月11日

投資被害について

ニューヨークダウ69ドル安、週次失業保険申請件数の大幅増加を警戒

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は69.55ドル安の29999.26ドル、ナスダックは66.86ポイント高の12405.81ポイントで取引を終了した。
週次失業保険申請件数が前週から大幅に増加したため、景気回復が停滞するとの懸念が強まり寄り付き後下落した。米食品医薬品局が早ければ本日中にもコロナワクチンの緊急使用許可を認可するとの期待や、ムニューシン米財務長官が追加経済対策協議でかなりの進展があったと報告すると下げ幅を縮小した。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円22銭で引けた

米先週分新規失業保険申請件数が大幅に増加したため、米債利回りが低下。これに伴いドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物1月限は大幅反発、原油1月限終値は46.78ドル、1.26ドル高

新型コロナウイルスのワクチン接種が主要国で順次始まり、感染拡大が抑制され経済活動が正常化に向かうと期待されている。ブレント原油は50ドルの節目を上回った。米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンは英国で利用が開始されており、カナダでも承認された。米国では週内にも接種が始まる見通し。米モデルナの開発したワクチンの承認については、米食品医薬品局は来週17日に協議する予定。

想定内の結果だったものの、欧州中央銀行はパンデミック緊急購入プログラムの規模拡大と期間延長を決めた。現行の1兆3500億ユーロに5000億ユーロ追加する。パンデミック緊急購入プログラムによる資産購入期限は従来の21年6月末から22年3月末に延長した。欧州で新型コロナウイルスが再流行したことから金融面での支援を強化する。当面、超低金利政策が続くことはコモディティ市場を含めたリスク資産にとっての支援要因。

景気回復が失速している米国で、追加の景気対策協議が前進しているとみられることも相場を押し上げた。ムニューシン米財務長官は「追加経済対策交渉で多くの進展がみられる」、「合意がまとまることを心待ちにしている」と述べた。民主党のペロシ下院議長は合意なしに議会を離れることはないと語った。


ニューヨーク金先物2月限は伸び悩み、金2月限終値は1837.40ドル、1.10ドル安

欧州中央銀行理事会で追加緩和が決定された。パンデミック緊急購入プログラムの規模を5000億ユーロ拡大し、期間を9カ月間延長する。市場では期間の1年延長が見込まれていたことからユーロが買い戻されたが、ユーロ買いが一巡すると、ドルが買い戻された。英国と欧州連合の通商交渉の期限が13日とされたが、ジョンソン英首相が合意できない可能性が高いとした。