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12月25日

投資被害について

ニューヨークダウ70ドル高、英欧州連合通商協定合意を好感

米国株式相場は上昇

ダウ平均は70.04ドル高の30199.87ドル、ナスダックは33.62ポイント高の12804.73ポイントで取引を終了した。
クリスマスイブの短縮取引で参加者が限られる中、新型コロナワクチンの可能性が広がったことや、さらに、英国と欧州連合が自由貿易協定などで最終合意にいたったことが投資家に安心感を与え寄り付きから上昇した。議会可決の追加経済対策案を巡り、トランプ大統領が拒否権行使の可能性を示唆したことを受けた不透明感がくすぶり一時下落に転じる局面もあったが、引けにかけては上げ幅を拡大。

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円67銭で引けた。

英国と欧州連合が自由貿易協定などで最終合意にいたったため投資家心理が改善し、リスク選好の円売りに一時103円77銭まで上昇。その後、米債利回りの低下やポンド円絡みの売りに伸び悩んだ。


ニューヨーク原油先物2月限は下げ渋り、原油2月限終値は48.23ドル、0.11ドル高

英国と欧州連合が移行期間の終了間際に通商合意に達したことが好感された。双方が関税を賦課することなくこれまでのような貿易が行われるため、離脱に伴う混乱が回避された。

従来よりも感染力の強い新型コロナウイルスの変異種の流行が拡大していることは懸念要因。ドイツでも変異種の感染が確認された。中南米のメキシコでもワクチン接種が始まるなど、各国でワクチン接種が行われているものの、流行の沈静化はみられない。変異種の感染拡大が危惧されている英国では、一日あたりの感染者数が過去最多を更新した。死者数の伸びもやや加速している。

ワクチン接種が始まっている米国で、当初の想定通りに接種が進んでいないことは重し。ワクチンの配布ペースに対して、接種は順調に広がっていない。米政府は年内に2000万人の接種を目指しているが、達成できない可能性が高まっている。

ただ、クリスマス・イブで短縮取引だったこともあり、動意は限定的だった。25日の金融市場はクリスマスで世界的に休場。


ニューヨーク金先物2月限は小幅高、金2月限終値は1883.20ドル、5.10ドル高

ドル安が一服したが、英国と欧州連合の通商協議の合意を受けて堅調となった。欧州議会は1月1日から暫定的に協定を履行することを受け入れた。一方、米下院共和党は、個人への直接給付額を2000ドルに引き上げる民主党の試みを阻止した。