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1月7日

投資被害について

ニューヨークダウ437ドル高、民主圧倒的多数で財政支援拡大に期待

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は437.80ドル高の30829.40ドル、ナスダックは78.17ポイント安の12740.79ポイントで取引を終了した。
ADP雇用統計が予想外の減少となったことを嫌気し寄り付き後下落。その後、民主党が政権、議会で圧倒的多数を占めるブルーウェーブにより財政支援やインフラ拡大期待が広がり上昇に転じた。その後、バイデン氏の勝利を受け入れるかどうかの連邦議会での審議と採決が抗議デモ激化により中断され、警戒感が広がり上げ幅を縮小もダウは史上最高値を更新して引けた。ナスダック総合指数は下落に転じた。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円03銭で引けた

12月ADP雇用統計は予想外のマイナスに落ち込み、ドル売りが優勢となったが、民主党が政権、議会で多数を占めることから、米国の財政拡大政策実施を織り込み、米債券利回りの急伸に伴いドル買いが加速した。ただ、抗議デモでバイデン氏の勝利を巡る議会採決が中断する混乱を受けドルは伸び悩んだ。


ニューヨーク原油先物2月限は続伸、原油2月限終値は50.63ドル、0.70ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で、原油在庫が減少したことが好感された。製油所への原油投入量が増加し、稼働率が昨年8月以来の高水準である80.7%まで上昇したことが背景。ただ、石油製品需要は日量1705万4000バレルと低調だった。ワクチン接種は行われているものの、新型コロナウイルスの流行が収まらないことで需要は弱く、原油在庫の取り崩しが続かないとみられていることは重し。

今週、サウジアラビアが自主的な減産も発表したことも引き続き支援要因。サウジは2月と3月に生産量を日量100万バレル削減する。2月、3月にロシアとカザフスタンは日量7万5000バレル増産するものの、石油輸出国機構プラス全体の生産量はサウジの減産で縮小する。

世界的に新型コロナウイルスの流行が続いていることは圧迫要因。複数のワクチンが供給されているものの、はっきりとしたワクチンの効果はまだ現れていない。米国や英国では1日あたりの感染者数や死者数が引き続き拡大傾向にある。


ニューヨーク金先物2月限は反落、金2月限終値は1908.60ドル、45.80ドル安

米ジョージア州の上院選決選投票で民主党がリードし、米国債の利回りが上昇したことが圧迫要因になった。民主が1議席を獲得し、残る1議席は大接戦となった。ドルが買い戻されたことから、利食い売りなどが出て軟調となった。ただリスク選好の株高が下支えになった。