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1月12日

投資被害について

ニューヨークダウ89ドル安、政治的混乱を警戒

米国株式相場は反落

ダウ平均は89.28ドル安の31008.69ドル、ナスダックは165.55ポイント安の13036.43ポイントで取引を終了した。
先週の連邦議会議事堂の乱闘を受け、民主党はトランプ大統領弾劾訴追状案を下院に提出するなど政局混乱を警戒し寄り付き後下落した。ソーシャルネットワーク企業によるトランプ大統領のアカウント凍結決定を受けたハイテク企業関連株の下げがけん引し、終日軟調に推移した。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円22銭で引けた

米債利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となったのち、好調な3年債入札を受けて利回りが伸び悩んだほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁が、金利は前回よりも長期にわたり低くとどまる可能性を指摘したため、ドル買いはやや後退した。


ニューヨーク原油先物2月限は下げ渋り、原油2月限終値は52.25ドル、0.01ドル高

追加の米景気対策が期待されていることが相場をやや押し上げた。終了間際のトランプ政権は混乱しているものの、新型コロナウイルスが根強く流行しているほか、米雇用回復の失速もあってバイデン新政権の発足後は新たな景気刺激策が実施される見通しで、石油需要の回復期待を高めている。

ただ、世界中で新型肺炎の流行が収まらないうえ、英国などで感染者数の拡大が続いていることは懸念要因。中国・河北省で流行が増加する兆候がみられることも重し。河北省の感染者数の伸びは今のところ限定的だが、北京への感染が広がることが警戒されている。中国は世界第2位の石油消費国。

先週末に上値を伸ばしたことやドル高も利益確定の売りを誘い、相場の重しとなった。ただ、下値は広がらなかった。


ニューヨーク金先物2月限は反発、金2月限終値は1850.80ドル、15.40ドル高

新型コロナウイルスの感染拡大などを受けてリスク回避の動きが続いた。変異種により、感染拡大は加速し、世界の感染者数は9000万人を超えた。英政府は今後数週間が最悪の期間になる」という見方を示した。ただワクチン普及や米国での民主党政権誕生を受けて中長期の景気回復期待もあり、株安が一服すると、買い戻しなどが入って地合いを引き締めた。